長くて複雑なデータ入力は、間違いが発生しやすいものです。そこで、ウィザード機能に役に立ちます。
ウィザード機能では、長いフォームを管理しやすいセクションに分割することで、直感的なデータ入力を可能にします。
ウィザードでは、すでにテキストとウィジェット要素を提供しており、今回、新たに「検索欄」要素を追加しました。
以下詳細をご紹介いたします。
「検索欄」要素とは
ウィザードの検索欄要素は、質問の結果に基づいた所定の処理を提供することで、ユーザーがより効率的にデータを管理・収集できるように設計されています。検索欄要素は、検索項目として動作し、その後、現在のタブまたは関連タブの項目値と照合されます。
検索条件を入力するだけで、検索欄要素ではその結果に基づいて処理を実行します。
条件に合致したデータが見つかった際、設定可能な処理の例は、以下の通りです。
- 検索結果の一覧からデータを選択して、ルックアップ項目に反映する
- 別の画面に移動する
- 画面にウィジェットを表示する
- ポップアップでメッセージを表示する
- 表示要素(テキスト)にメッセージを表示する
- 項目にメッセージを表示する
検索条件に合致するデータがない場合、上記の処理に加えて、対象のタブ(またはその関連タブ)にデータを新しく作成することもできます。
なお、検索後に処理を実行する対象となるデータを絞り込むための条件を指定することも可能です。
同じタブのウィザード内で設定されている「検索欄」要素については、異なるウィザードの間で再利用することができます。再利用する際には、処理の内容を編集することができますが、対象項目や実行条件を編集することはできません。
検索欄要素では、様々な使い方ができます。
例えば、検索欄要素内にて郵便番号を入力した際に、無料配送の可否を確認し、検索結果のメッセージを項目内に表示したり、ポップアップで表示したりすることが可能です。
*検索欄要素の設定例
留意事項
- 検索欄要素は1画面に1件のみ追加可能です。また、1件のウィザードに、最大5件の検索欄要素を追加することが可能です。
- 1つのタブにつき、最大3つの検索欄要素を追加することができます。
- ウィザード内の画面ごとに追加できる検索欄は、1件のみです。
この機能アップデートは、すべてのデータセンターの組織に適用されています。
参考情報