【Zoho CRM】ウィザード機能に関するアップデートのお知らせ

【Zoho CRM】ウィザード機能に関するアップデートのお知らせ


今回ご紹介する機能アップデートは、すべてのユーザーに適用されています。

ウィザードに、2つの新機能が追加されました。
  1. 「ウィザードを作成する」オプション
  2. データの保存前に「概要を表示する」オプション
Zoho CRMのウィザードでは、データ入力用のフォームを複数の画面に分割し、段階的に入力項目を表示することができるため、データ入力プロセスを能率的にし、正確で一貫したデータを保存できます。たとえば、営業担当者が見込み客を追加するときにウィザードを使用すると、より簡潔なプロセスで効率的に行うことが可能です。

さっそく、アップデートの詳細を見ていきましょう。

1. 「ウィザードを作成する」オプション

ウィザードを一から作ろうとすると、画面の作成・項目の追加・ボタンやルールの設定・権限の設定など、複数のステップを踏む必要があります。
このように一から作るには時間がかかるので、よりシンプルにウィザードを設定できるよう、「ウィザードを作成する」オプションを追加しました。

この機能アップデートにより、ウィザードを作るときに、「白紙」 「ウィザードを作成する」の2種類の方法から選べるようになりました。


「ウィザードを作成する」を選択すると、選んだレイアウトからセクションと項目を選択できるページに移ります。

「ウィザードを作成する」オプションの特徴
  1. 「ウィザードを作成する」オプションは、ウィザードの作成を簡単にするためにデザインされています。
  2. レイアウトからセクションと項目を選択することで、素早くウィザードを作成することができるようになりました。
  3. ウィザード画面は、選択したセクションと項目に基づいて作成されます。
  4. 連続的な画面が作成されます。
  5. 最後の画面には「保存する」ボタンがあらかじめ含まれており、ウィザードを最低限の設定で使い始められます。

「ウィザードを作成する」オプション内では、2つの方法が選択できます。
  1. すべてのセクション:選択したレイアウトのすべてのセクションと項目をもとに、連続的な画面が作成されます。
  2. 選択したセクション:選択したセクションと項目をもとに、連続的な画面が作成されます。

初期設定が完了したら、要素・ボタン・条件処理ルールを追加してさらにカスタマイズできます。また、各画面を開いて項目を編集することも可能です。

「ウィザードを作成する」オプションの紹介動画は、こちらよりご覧いただけます。

2. 「概要を表示する」オプション

ウィザードで複数の画面にわたってデータを入力していると、どのような情報を入力したか分からなくなることがあります。
保存前にデータが正しいか確認できるよう、「概要を表示する」オプションを追加しました。


  1. 「概要を表示する」オプションでは、データの保存前に、入力したデータすべてを確認することができます。タイトル(例:「見込み客の概要」)・データの画像・画面の表示名・セグメントのタイトル・各項目に入力した値など、包括的な概要が表示されます。
  2. もし概要を確認してデータの変更が必要になった場合は、概要の各セクションにある「編集」ボタンをクリックするだけで、簡単にその入力画面に戻ることができます。

「概要を表示する」オプションを有効にするには、ウィザードの「保存する」ボタンを設定するときに、「概要を表示する」にチェックを入れる必要があります。

「概要を表示する」オプションでは、概要を表示させるタイミングを3種類から選択できます。
  1. 作成:新しいデータを作成するときに概要を表示できます。
  2. 編集:データを編集するときに概要を表示できます。
  3. 作成と編集:データを作成するときと編集するときに概要を表示できます。

このオプションを設定すると、「保存する」ボタンをクリックしたときに、概要のポップアップが表示され、保存前にデータの概要を確認することができます。
「概要を表示する」オプションの紹介動画は、こちらよりご覧いただけます。


注意点:
カスタムボタンで、「このボタンを使用してデータを保存する」にチェックを入れている場合、ボタンをクリックすると最初に概要ページが表示されます。
カスタムボタンで実行する処理は、概要ページの「保存する」ボタンを押したときに実行されます。



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