【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:CPQ機能が利用できるようになりました。
この機能アップデートは、すべてのユーザーに対し適用されています。
見積支援ツール(CPQ)とは、「Configure:販売する商品やサービスの選定」、「Price:価格算定」、「Quote:見積作成」の頭文字をとったもので、企業の販売プロセスの合理化に役立ちます。
商品設定と価格ルール、見積入力ガイドなどの機能により、営業チームが商品の組み合わせを事前に設定し、固定/数量基準の価格設定や割引を設定し、より効率的に見積書を作成することなどを支援します。
これらの機能は、効率を高めるだけでなく、販売提案が迅速かつ正確であることを保証することにより、顧客満足度を向上させます。
見積支援ツール(CPQ)機能に関する詳細は、こちらをご確認ください。
以前は、商品設定、価格ルール、見積入力ガイドなどのCPQ機能は、Zoho CRMの本番環境でのみ利用可能でした。
そのため、これらの機能をCRMに実装する前に、安全な環境で確認する必要があるユーザーにとっては、テストや設定機能が制限されていました。
今回の機能アップデートにより、CPQ機能がサンドボックス環境でも使用できるようになりました。
今回の機能アップデートにてできるようになったことは、以下の通りです。
- 作成と設定: 本番データに影響を与えることなく、サンドボックス環境でCPQルールを設定することができます。さらに、サンドボックス内で本番のCPQルールを要件に応じて変更することができます。これにより、すべてのCPQルール、設定、権限が正確に再現され、本番稼働前にテストできます。
- テストと検証: 商品設定、価格ルール、見積入力ガイドなど、CPQに関連するすべての機能を徹底的にテストします。本番環境に変更を展開する前に、すべてが意図したとおりに動作することを確認できます。
- 変更の適用: 新しいルールや既存のルールの変更をサンドボックスから本番のCRM環境にシームレスに適用できます。
適用前に、商品設定、価格ルール、見積入力ガイド、およびCPQ権限で行われた変更を比較し、追加、変更、または削除された内容を確認できます。
サンドボックス内でのCPQ利用に関する詳細は、こちらの動画をご確認ください。
- 商品設定、価格ルール: これらの機能は、種類:「設定とデータ」のサンドボックスで、一部の本番データでのみ使用できます。サンドボックスの作成時に、商品設定および/または価格ルールが設定されているタブを選択すると、これらの設定が自動的にテストのためにサンドボックスにインポートされます。これにより、ビジネス要件に従って商品設定と価格ルールをテストおよび検証し、準備ができたら本番環境にプッシュすることができます。
- 見積入力ガイド: この機能は、コンフィギュレーションとコンフィギュレーション・データタイプのサンドボックスの両方で利用できます。そのため、本番環境で変更を実装する前に、安全なサンドボックス環境で新しいガイド付き販売プロセスを設定したり、既存のフローを編集したり、必要に応じて削除したりすることができます。
- CPQに関する権限: 種類が「設定」、「設定とデータ」のサンドボックスの両方で、サンドボックス環境内のCPQに関する権限を調整することができます。
サンドボックスから本番環境への変更適用に関する詳細は、こちらの動画をご確認ください。
留意事項
- サンドボックス環境では、商品設定/価格ルールを作成すると、本番環境からインポートされたデータのみが一覧表示されます。
- サンドボックスから本番へのデータの移行はまだ対応していないため、サンドボックス内で作成されたデータは含まれません。
参考情報
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