アップデートの適用対象
対象プラン:無料プランを除くすべてのプラン
対象データセンター:JP(日本)、 CA(カナダ)、 SA(サウジアラビア)、 UAE、 AU(オーストラリア)
(2026年4月30日現在)
Zoho CRMの新機能 ミラーの要素についてご紹介します。この機能により、関連するデータをデータ詳細ページに直接表示できるようになります。これにより、ユーザーはタブ間を移動することなく、必要な情報をすべて一箇所で確認できるようになります。
CRMにおいて、データは単独ではほとんど役に立ちません。商談は連絡先や取引先と関連しており、問い合わせは顧客と関連しています。これらの関連するデータのそれぞれが、重要な情報を保持しています。
しかし、これらの情報は異なるタブに分散しているため、ユーザーは関連情報を把握するためにタブ間を行き来する必要がありました。特に、商談に関連する電話番号やメールアドレスの最新値を確認する場合などは、その手間が顕著でした。
ルックアップ項目により、タブ間を関連付けすることはできましたが、親データ内のリアルタイムな関連情報をすべて表示することはできませんでした。こうした課題を解決するのが、新機能のミラーの要素です。
ミラーの要素とは
これは、関連するデータをリアルタイムで表示するウィンドウだと考えてください。常に最新かつ正確な情報を提供します。
ミラーの要素を使用すると、作業中のデータ内に直接、関連するデータの項目を表示できます。そのため、必要な情報を探すためにタブ間を行き来する必要はありません。データをリアルタイムで反映するため、チームメンバーは表示中のデータの画面を離れることなく、常に最新情報を把握できます。
具体例をもとに詳細を確認してみましょう。
商談を担当する営業担当者は、関連する連絡先の電話番号やメールアドレスにアクセスすることがよくあります。しかし、従来はその情報を確認するために、商談画面から離れて連絡先データを開き、その後また商談データに戻ってくる必要がありました。ミラーの要素を活用することで、このような手間はなくなります。連絡先の詳細情報は常に商談データ内に表示され、リアルタイムで更新されるため、営業担当者が古い情報に基づいて作業してしまうことはありません。
ユーザーは必要な関連情報を、必要な場所で確認することができます。
前述の通り、ミラーの要素は、関連タブからリアルタイムで更新されるデータにユーザーが直接アクセスできるように特別に設計されています。元データに加えられた変更や修正は即座に反映されるため、ユーザーは常に最新の情報を確認できます。
ミラーの要素は、ユーザーに次のような利点をもたらします:
- データに関する情報をひと目で把握できます。
- タブ間の切り替えを削減できます。
- 常に最新の情報を基に作業できます。親データで行われた変更は即座に反映されます。
- より迅速かつ的確な意思決定が可能になります。
ミラーの要素とルックアップ項目の連動項目の比較 ― どちらをいつ使うべきか
ミラーの要素もルックアップ項目の連動項目も、関連データをデータに取り込むのに役立ちますが、その目的は異なります。どちらを選ぶかは、そのデータで何を行うかによって決まります。
データを保存したり、操作したり、変更したりする必要がある場合は、ルックアップ項目の連動項目を使用します。例えば、標準的な製品割引を見積書データに取り込み、営業担当者が特定の顧客に対して手動で上書きできるようにする場合などです。
データを表示するのみで編集不可にする必要がある場合は、ミラーの要素を使用します。例えば、連絡先の電話番号やメールアドレスをミラーとして表示すると、親タブにある内容が常に反映されます。
| ミラーの要素 | ルックアップ項目の連動項目 |
データ同期 | 継続的に同期されます。常に親データの最新の値が反映され、値が一致しなくなることはありません。
| 関連付け時の一度のみ同期されます。その後は値が独立し、時間の経過とともに元データと値が一致しなくなる可能性があります。 |
データの保存方法 | 親データのリアルタイムの値を表示します。子データには保存されません。 | 値は子データにコピーされ、独立した項目として保持されます。 |
権限 | 個別に設定することはできません。権限は親タブ・親項目・現在のタブのルックアップ項目から自動的に継承されます。 | 管理者が自由に設定できます。親データやタブに依存することはありません。 |
編集可否 | 読み取り専用のため、編集はできません。親データの値が表示されます。 | 編集可能です。親タブ・親データから独立しているため、ユーザーは直接値を変更することができます。 |
注記:
- 他の項目とは異なり、ミラーの要素は作成、編集、および詳細ページでのみ利用可能です。一覧表示など他のビューでは表示されません。
- ミラーの要素は条件やフィルターでは使用できません。ただし、関連タブの項目を条件やフィルターで使用したい場合は、カスタムビューやフィルターで関連タブの条件を利用できます。
適用範囲と制限事項
- 項目の制限:タブごとのミラー項目の最大100個のミラー項目を作成でき、最大5つのルックアップ項目にまたがって使用できます。たとえば、1つのルックアップ項目に対して最大100個のミラーの要素を追加することも、5つのルックアップ項目ごとに20個のミラーの要素を追加することも可能です。
- レイアウトごとの設定:ミラーの要素はレイアウトごとにのみ設定可能です。
- 利用可能範囲:ミラーの要素は、ルックアップ項目を追加できるタブでのみ利用可能です。 そのため、「通話」、「予定」、「タスク」、「予約」、「ユーザー」の各タブではサポートされていません。