Ziaの「連絡に最適な時間帯」機能は、担当者が適切なタイミングで見込み客や顧客に連絡できるようにする、反応に基づいたAI提案です。Zoho CRMのデータとユーザーの行動を分析することで行われます。Ziaの提案を活用することで、ビジネスにおけるコンバージョン率を大幅に向上させることができます。
今回、お客様のビジネスにおけるこれらの提案の導入と効果を評価するための、Ziaの新機能:「連絡に最適な時間帯の分析」が追加されました。
以下は、Ziaが「連絡に最適な時間帯の分析」の一部として表示する図表です。
- 見込み客と連絡先の連絡に最適な時間帯の分析概要
- 発信電話と送信メールの個別分析
- 通話とメールの最適時間の使用率分析
- 顧客インタラクションヒートマップ
- 通話応答率
- メール開封率
- 最適な時間を利用しているユーザー
- 最適な時間帯を利用していないユーザーの分析
- 失敗した活動
各要素の詳細についてご紹介します。
見込み客と連絡先の連絡に最適な時間帯の分析概要
連絡に最適な時間帯の概要では、組織内で行われた通話とメールの概要を確認できます。このセクションでは、さまざまな種類の通信のパフォーマンス ー 特に最適な時間に行われた通話や電子メールと、それ以外の時間に行われた通信のパフォーマンスを比較します。この分析により、Ziaの提案が正確かどうかを判断することができます。
要約では、以下の内容について表示されます。
- 通話およびメールに変換された総数
- 最適な時間帯に応答した通話数
- 最適な時間帯に開封されたメール数
- 最適な時間帯以外に応答した通話数
- 最適な時間帯以外に送信したメール数
発信電話の個別分析
この分析では、発信電話を詳細分析します。この分析では、最適な時間帯に発信したものと、それ以外の時間に発信したもの、すべての発信のコンバージョン率(未応答だった通話と応答した通話)を表示します。
また、その見込み客に初めて電話をかけた場合は「初回通話」、コールドコール以降に発信した場合は「フォローアップ通話」と分類しています。
送信メールの個別分析
組織から送信された電子メールの分析を指します。開封率と反応率という2つのKPIに基づき、メールコミュニケーションのコンバージョン率を評価します。
最適な時間帯の提案の利用状況
最適な時間帯の提案の利用状況は、ユーザーがZiaの提案をどのように使用しているかを示す、利用状況に基づいた分析です。前述の分析にて、Ziaの提案に有効性があることが証明されている場合、ユーザーがそれらの提案を利用しているかどうかを確認できます。この利用状況の指標は、通話とメールそれぞれ、別のグラフで表示されます。
顧客インタラクションヒートマップ
この表は、組織における通信のピーク活動時間を示す活動マップです。ビジネスにおける通信のパターンを評価するのに役立ちます。
通話応答率
このグラフは、最適と提案された時間帯にかけた電話と、それ以外の時間帯にかけた電話の応答率を一対一で比較したものです。ある時間帯の応答率を視覚的に評価することができます。
メール開封率
メール開封率は、通話応答率と同様に、コンバージョンに関する評価を示します。最適と提案された時間帯に送信した場合と、それ以外の時間帯に送信した場合のメールの開封率を比較することができます。
利用状況に基づいた分析
これまでは、対応のパフォーマンスや、Ziaの「連絡に最適な時間帯」の提案がどのように利用されたかを見ることができました。
この利用状況の分析では、個々のユーザーがZiaの提案をどのように利用したか、個々の指標を直接的に把握することができます。
最適な時間を利用しているユーザー
このグラフは、組織内のすべてのユーザーと各ユーザーの通信の指標を一覧表示します。各ユーザーの通信における最適な時間の利用率やコンバージョン率を確認することができます。
さらにZiaでは、提案した「連絡に最適な時間帯」を利用しなかったユーザーのコンバージョン率を表示することが可能です。それらのユーザーの通話やメールの活動状況を表示し、その指標を比較することができます。
失敗した活動の分析
このセクションでは、通話やメールに関連するすべての失敗した活動について表示されます。失敗した活動には、未応答の電話、未開封のメール、および最適な時間帯で送信したにもかかわらず意図したとおりにコンバージョンできなかった通信が含まれます。これらの分析により、通信がそもそもなぜコンバージョンされなかったのか、また組織における失敗した活動の割合を確認することができます。
Ziaが提案する失敗した活動の分析グラフは、以下のように表示されます。
失敗した活動の概要
ユーザーごとの失敗した活動
これらの表/グラフは、Ziaの「連絡に最適な時間帯」提案のパフォーマンス、効果、および使用状況を評価するのに役立ち、十分な情報に基づいた意思決定を可能にします。
この機能は、エンタープライズおよびアルティメットプランで20人以上のユーザーライセンスを持つすべての組織に対して適用されています。