今回、Ziaに関する以下の機能アップデートがございました。
1. メールに基づく次の最適な顧客対応の提案
Ziaは、次の最適策を提案する理由と、提案する際に考慮した最後の活動に関する内容を提供するようになりました。
2. 予測分析
(Ziaに新しい予測機能が追加されました。)
Ziaは、予測の質をスコア化し、予測が外れたユーザーを表示します。また、現在のステージに基づき、失注しそうな商談の予測、受注/失注分析の提供、外れた予測のセグメント分析を行います。
3.レコメンドのセグメント別分析
Ziaのレコメンデーションでは、営業担当者がより効率的に商談を管理できるように、類似した特性を持つグループにセグメント化します。
4.連絡に最適な時間帯に関するセグメント別分析
Ziaは、失敗した活動を顧客への連絡に最適な時間帯の分析の下にセグメント化し、営業担当者が連絡に最適な時間帯の提案を採用した場合に、どれだけの時間を節約できたかについてのレポートも表示します。
以下、各機能について詳細をご紹介いたします。
1. メールに基づく次の最適な顧客対応の提案
Ziaは、受信したメールを確認、メール内容を分析、情報を抽出し、メール内容とともに提案を行います。例えば、顧客が製品デモを依頼しているメールがあった場合、Ziaは、予定の作成という提案ではなく、「『×』日以内に顧客に製品デモを提供する」との提案をします。
この機能アップデートにより、次の最適な顧客対応とともに、「最後の活動」を確認することができるようになりました。これにより、Ziaが提案する際に、どのような活動が考慮されたかが確認できます。
次の最適な顧客対応の提案に関する詳細は、こちらをご確認ください。
2. 予測分析
Zia予測分析は、営業担当者の日々の活動の質を向上させるために設計されています。また、管理職は、Ziaの予測内容を活用し、どの商談に注力するか、営業担当者の改善すべき点を把握するなど、意思決定の向上に役立てることができます。
今回の機能アップデートにて、ユーザーが分析結果をよりよく利用できるよう、いくつかの機能を追加しました。
①予測の精度
Ziaの予測精度をスコアとして確認できます。スコアは、既存の予測スコアに加えて、予測に対する実際の受注状況や失注状況などに基づいて算定されます。このようにして、Ziaの予測精度は最新のデータを学習しモデルの修正を行うことによって向上していきます。
②予測が最も失敗した(外れた)ユーザー
予測と実績の乖離が大きい営業担当者を確認できます。具体的には、予測対象データの各担当者(ユーザー)について、予測対象データの総数、予測が失敗した(外れた)データの件数、現在予測中のデータの件数を表形式で確認できます。
③現段階で失注の可能性が高い商談:
このグラフでは、商談が失注に至る可能性が高いステージを確認できます。これにより、営業担当者は手遅れになる前に、先手を打つことが可能です。
④受注/失注分析
受注/失注分析の表では、受注商談と失注商談のそれぞれについて、予測対象のデータの件数、予測の成功率、予測に大きく影響する要因を確認できます。また、グラフでは、営業担当者別に受注数、失注数、予測の成功数(あたりの件数)、失敗数(はずれの件数)を棒グラフで表示できます。
⑤失敗した予測(外れた予測)のセグメント別分析
失敗した予測(外れた予測)をセグメント別に分析できます。この分析は、予測が失敗した(外れた)商談において、顧客に共通して見出される特性はどのようなものであるかを把握するのに役立ちます。
⑥影響要因
このグラフでは、予測対象のデータ全体の分析に基づいて、商談の受注と失注に影響を与える要因は何かを把握することが可能です。
Ziaの予測分析に関する詳細は、こちらをご確認ください。
3.レコメンドのセグメント別分析
レコメンドのセグメント別分析では、各セグメントに対して行われたレコメンドの件数、内容、結果などを分析し、パターンを把握することで、マーケ
ティングや営業においてより効果的なアプローチを行うことが可能です。
「セグメントの説明」の欄では、各セグメントに属する顧客の人数と、各セグメントの分類基準を確認できます。
その他にも、レコメンド数が多い商品やサービスを確認したり、各レコメンドの不採用件数や、レコメンドが受注につながった割合を確認したりできます。
レコメンドのセグメント別分析に関する詳細は、こちらをご確認ください。
4.連絡に最適な時間帯に関するセグメント別分析
①応答を得られなかった通話とメールのセグメント別分析
応答を得られなかった通話とメールをセグメント別に分析できます。各セグメントに関する説明欄では、応答が得られなかった通話やメールの件数と、各セグメントの分類基準を確認できます。また、棒グラフでは、各セグメントに属する顧客から応答を得られなかった通話/メールの件数が、最適な時間帯に連絡した場合とそうでない場合で別々に表示されます。
②応答がなかった通話(曜日別)、最適な時間帯に連絡することで節約できた時間
1つ目のグラフでは、応答がなかった通話に関する曜日別の分析データを表示します。このグラフでは、応答されなかった通話がどの曜日に多いかを確認できます。また、各曜日について、最適な時間帯に連絡した場合と、そうでない場合で、どちらが応答を得られなかったかをひと目で把握できます。
2つ目は、最適な時間帯に連絡することで節約できた時間に関する分析データです。ここでは、前月に応答が得られない通話に費やした時間や、最適な時間に連絡していれば節約できた時間などを確認できます。
レコメンドのセグメント別分析に関する詳細は、こちらをご確認ください。