【Zoho CRM】ポータル機能に関するアップデートのお知らせ:ポータルユーザーにSAMLベースのSSO(シングルサインオン)を設定できるようになりました。
この機能アップデートは、すべてのユーザーに対し適用されています。
※ポータル機能は、エンタープライズプラン以上のプランで利用可能です。
今回の機能アップデートにて、管理者は、ポータルユーザーのSAMLベースのSSOを有効にして、CRM ポータルへのログインプロセスを簡素化できるようになりました。
以前は、ポータルユーザーは別のログイン情報を作成して管理する必要がありました。現在、アイデンティティプロバイダー(IdP)を持つ組織では、CRM ポータルへの外部関係者のアクセスを簡素化できます。
例えば、あるマーケティング会社が、CRMのポータルを使ってクライアントやパートナーとやり取りしているとします。また、プロジェクト管理ツールやデザインツールへのアクセスも提供します。
これらの関連アプリへのアクセスを合理化するために、この企業ではポータルユーザーにSAMLベースのSSOを実装しています。これを有効にすると、以下のことが可能になります。
- クライアントがプロジェクト管理ツールにログインして進捗状況を確認
- SSOが有効になっているため、クライアント自身がCRMポータルにアクセスして商談に関連する情報を確認するとき、ログイン情報を再度入力する必要はなく、自動的にログインされます。
- プロトタイプを確認するためにデザインツールにアクセスする場合にも、SAMLベースの SSOでは、認証情報を再度入力することなく、他のアプリケーションにアクセスできることが保証されます。
SAMLベースのSSO認証方式を使用する利点には、次のような点が挙げられます。
- ログイン認証情報の記憶と管理の容易さ
- ポータルユーザーのログインプロセスの簡素化
- 一元化されたアクセス制御によるセキュリティの強化
- パスワード関連の脆弱性リスクの低減
- 一元化された ID管理システムからのユーザーアクセスと権限の管理の容易さ
ポータル招待を送信するメール項目の選択
特定のポータルユーザーにポータル招待を行うために、異なるメール項目を選択するオプションがあります。
例えば、
- 外部の法律コンサルタントがポータルを使用している場合、メインのメールアドレスではなく、サブのメールアドレスに招待を送信することができます。これは、アシスタントがコンサルタントのCRMデータ入力を処理する場合に便利です。
- ある学校がポータルを使用している場合には、学生のメールアドレスではなく、学生タブに保存されている保護者のメールアドレスにポータルの招待を送信することを好むかもしれません。
この設定は、ポータルユーザーの種類固有で設定できるものであり、以下の場合に設定が可能であることに注意してください。
- ポータルユーザーの作成を終了しようとしているとき
- そのポータルユーザーの種類にポータルユーザーが追加されていない、またはポータルへの登録フォームが追加されていない場合
Related Articles
【Zoho CRM】ポータル機能に関するアップデートのお知らせ
ポータル機能により、ビジネス要件に応じて、顧客、ベンダー、パートナー、エンドユーザーがCRMの様々なタブへアクセスできるようになりました。 ポータルが作成されると、サインアップしてCRMのポータルにアクセスするためのリンクが記載された招待メールがポータルユーザーに送信されます。 今回の機能アップデートにより、ポータルユーザーに送信される招待メールが改良されました。 以下、詳細をご紹介いたします。 ポータルユーザーのメールアドレスの変更 ...
【Zoho CRM】ポータル機能に関するアップデートのお知らせ
先日、ポータル機能に関するアップデートがございました。 以下、アップデート内容をご紹介いたします。 「ユーザー」タブの導入 ポータル設定のUIは、「設定」と「ユーザー」タブの2つのタブに分けられました。設定タブでは、ポータルタブの設定や項目の権限を編集するために使用します。一方、ポータルユーザーの追加、招待状の送信、アクティブユーザーの検索などのユーザー関連の活動は、ユーザータブから行うことができます。 設定タブは、ポータルの管理権限を持つユーザーが閲覧できます。 ...
【Zoho CRM】ポータル機能に関するアップデートのお知らせ:拡張機能に関するタブに対応しました。
今回ポータル機能にアップデートがありました。 以下、詳細をご紹介いたします。 マーケットプレイス内で拡張機能をインストールすると、その拡張機能に関するタブがZoho CRMに追加されます。 以前は、ポータルの設定時、関連タブセクションには標準タブとカスタムタブしか含まれていませんでした。 現在、関連タブセクションには拡張機能に関するタブも含まれるようになり、外部ユーザーが拡張機能に関するタブのデータにアクセスできるようになりました。 ...
【Zoho CRM】ポータル機能に関するアップデートのお知らせ:ウィザードに対応しました。
今回のアップデートにて、ポータルがウィザードに対応しました。 以下、詳細をご紹介いたします。 ポータルは、連絡先、顧客、クライアント、ベンダーなどの外部ユーザーに対して、CRMへのアクセスを拡張するのに役立ちます。ポータルユーザーはポータルにログインし、様々なタブやWebタブにアクセスし、組織で許可され、権限で設定された操作(データの作成、編集など)を実行することができます。 ...
【Zoho CRM】権限に関するアップデートのお知らせ:添付とメモにアクセス権限を設定できるようになりました
今回のアップデートにて、添付とメモにアクセス権限を設定できるようになりました。 以下、詳細をご紹介いたします。 これまで、データのメモと添付ファイルは、データにアクセスできるすべてのユーザーに対し、デフォルトで表示されていました。しかし、メモや添付ファイルには重要な情報が含まれている場合があるため、すべてのユーザーに表示すると問題が生じる可能性がありました。 ...
Zoho Community
Zoho ユーザーが集うオンラインフォーラムでは、サービスの使いこなしに関する活発な議論や情報交換が行われています。