【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:本番環境へ変更内容を適用する際の不整合解消がしやすくなりました。
この機能アップデートは、すべてのユーザーに対し適用されています。
今回、Zoho CRMのサンドボックス機能に機能アップデートがありました。
UIのアップデートに加え、サンドボックス環境での変更を本番環境への適用する際に発生する不整合を直接解消できるようになりました。
これらのアップデートにより、CRMの本番環境に適用する前に、新機能や設定をより効果的にテストできるようになります。
従来のサンドボックス機能では、以下のような問題がありました。
- 従来のサンドボックス機能での確認フローでは、関連する項目が欠落している場合、システムは実際の項目名を表示せずに、項目の種類のみを表示していました。この挙動では、問題のある箇所を特定し解決することが難しくなります。
- これらの不整合を解決するには、ユーザーがサンドボックス組織内の設定を手動で変更する必要がありました。
今回、上記の問題を解決するアップデートの詳細をご紹介します。
不整合に関する詳細表示の改善
不整合に関連するタブや項目名など、不整合に関する詳細情報が表示されるようになりました。この機能アップデートにより、不整合を発生させる変更内容を確認しやすくなり、カスタマイズや本番環境への適用時に、より適切な判断ができるようになります。
「不整合を解消する」画面から不整合を直接解消
サンドボックスの「適用を開始する」画面内で不整合を直接解消できるメカニズムを導入しました。今回の機能アップデートでは、不整合を発生させる原因の解消オプションが提供され、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させます。
- 「関連する項目の欠落」の不整合: これは、ある項目に関連する変更がサンドボックスで行われたが、本番環境への適用のために関連する親項目が選択されていない場合に発生します。新しいフローでは、「解決する」をクリックすると、本番環境への適用する際に関連する親項目が識別され、選択されるようになりました。
「重複する名前」の不整合: 本番環境への適用時のエラーを防ぐため、重複する名前の変更が「不整合を解消する」画面内でから直接行えるようになりました。
「開発者ユーザーへのデータの割り当て/関連付け」の不整合:サンドボックスにおいて開発者に対してデータを割り当てたり関連付けたりする設定が追加された場合、この変更は本番環境に適用できません。
今回の機能アップデートにより、「不整合を解消する」画面で、開発者ユーザーを組織内の有効なユーザーに置き換えることができるようになりました。
参考情報
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