【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:本番環境へ変更内容を適用する際の不整合解消がしやすくなりました。

【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:本番環境へ変更内容を適用する際の不整合解消がしやすくなりました。


この機能アップデートは、すべてのユーザーに対し適用されています。

今回、Zoho CRMのサンドボックス機能に機能アップデートがありました。
UIのアップデートに加え、サンドボックス環境での変更を本番環境への適用する際に発生する不整合を直接解消できるようになりました。
これらのアップデートにより、CRMの本番環境に適用する前に、新機能や設定をより効果的にテストできるようになります。

従来のサンドボックス機能では、以下のような問題がありました。
  1. 従来のサンドボックス機能での確認フローでは、関連する項目が欠落している場合、システムは実際の項目名を表示せずに、項目の種類のみを表示していました。この挙動では、問題のある箇所を特定し解決することが難しくなります。
  2. これらの不整合を解決するには、ユーザーがサンドボックス組織内の設定を手動で変更する必要がありました。

今回、上記の問題を解決するアップデートの詳細をご紹介します。

不整合に関する詳細表示の改善

不整合に関連するタブや項目名など、不整合に関する詳細情報が表示されるようになりました。この機能アップデートにより、不整合を発生させる変更内容を確認しやすくなり、カスタマイズや本番環境への適用時に、より適切な判断ができるようになります。


「不整合を解消する」画面から不整合を直接解消

サンドボックスの「適用を開始する」画面内で不整合を直接解消できるメカニズムを導入しました。今回の機能アップデートでは、不整合を発生させる原因の解消オプションが提供され、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させます。
  1. 「関連する項目の欠落」の不整合: これは、ある項目に関連する変更がサンドボックスで行われたが、本番環境への適用のために関連する親項目が選択されていない場合に発生します。新しいフローでは、「解決する」をクリックすると、本番環境への適用する際に関連する親項目が識別され、選択されるようになりました。


  2. 「重複する名前」の不整合: 本番環境への適用時のエラーを防ぐため、重複する名前の変更が「不整合を解消する」画面内でから直接行えるようになりました。


  3. 「開発者ユーザーへのデータの割り当て/関連付け」の不整合:サンドボックスにおいて開発者に対してデータを割り当てたり関連付けたりする設定が追加された場合、この変更は本番環境に適用できません。
    今回の機能アップデートにより、「不整合を解消する」画面で、開発者ユーザーを組織内の有効なユーザーに置き換えることができるようになりました。






      • Related Articles

      • 【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ

        CRMのサンドボックスは、ワークフローや承認プロセス、ブループリント等に関する新しい設定を作成、テスト、そして既存の処理を妨げることなく本番環境に適用することができるユーザーのテスト環境です。 現在までは、1つのサンドボックス環境のみサポートされていました。 しかし、今回のアップデートにより、以下のサンドボックス管理権限が付与されます。 複数のサンドボックス環境の作成(CRMユーザー・開発者どちらも) 特定のCRM設定のみのサンドボックス作成 CRMアカウントからサンドボックスへのデータ追加 ...
      • 【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:Zoho Survey・Zoho Socialの連携に対応しました。

        サンドボックス機能を使用すると、本番環境で実際の変更を行う前に、リスクのないテスト、トレーニング、処理の改良をすることができます。 今回、CRMのサンドボックス機能において、 Zoho Survey と Zoho Socialとの連携に対応しました。今後、他の連携にも対応していく予定です。 サンドボックスでの連携方法について ...
      • 【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:項目の依存関係機能が利用可能になりました。

        今回サンドボックスにて、項目の依存関係機能を導入いたしました。 以下、詳細をご紹介いたします。 Zoho CRMでは、2つの選択リスト項目間、または選択リスト項目と複数選択リスト項目間に、依存関係(子項目値が親項目値に依存する関係)を作成することができます。 例えば、オンラインサービスビジネスをしていて、タブに2つの選択リスト項目:「申し込みプラン」と「利用可能な機能」があるとします。 「申し込みプラン」項目には、顧客が選択できるパッケージオプション (ブロンズ、シルバー、ゴールドなど) ...
      • 【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:タグが使用できるようになりました。

        今回の機能アップデートにて、サンドボックス内でタグ機能が使用できるようになりました。 これにより、サンドボックス内の各タブにおいて、新規タグの作成、既存タグの管理、ワークフロールールやブループリントを使用したデータへの自動タグ付与が可能となり、本番環境の設定を妨げることなく、データの分類や区別ができるようになりました。 また、サンドボックスから、必要なタグを本番環境に対して、簡単に適用することができます。 留意点: タグ機能は、新しく作成されたサンドボックスアカウントでのみ利用可能です。 ...
      • 【Zoho CRM】サンドボックス機能に関するアップデートのお知らせ:共通の適用ログと「サンドボックスを編集する」画面に関するUI変更

        先日の複数のサンドボックス環境の作成に関するアップデートに引き続き、以下2件のアップデートをご紹介いたします。 サンドボックスは、本番アカウントのシミュレートを行うテスト環境です。 様々なビジネスケースをテストし、元のCRM設定を妨げることなく本番環境に適用することができます。これらの適用された情報は、適用ログに記録され、適用日、適用された変更名、適用したユーザーなどの詳細が時系列で表示されます。 共通の適用ログ ...

      Zoho Community

      Zoho ユーザーが集うオンラインフォーラムでは、サービスの使いこなしに関する活発な議論や情報交換が行われています。