【Zoho CRM】ワークフロールール機能に関するアップデートのお知らせ:競合他社への言及トリガーが追加されました。
今回紹介する機能アップデートは、
- ユーザーライセンス20件以上を持つ、エンタープライズプラン以上のプランをお使いの組織
- US (アメリカ)、EU(EU地域)、 IN(インド)、CA(カナダ)のデータセンターで、CRM内の言語:英語をお使いの組織
のみで利用可能です。
今回の機能アップデートにより、メールでのやりとりの中で競合他社への言及を追跡できるようになり、先手の対策や必要な改善を行うのに役立ちます。
たとえば、競合他社の名前が記載されたメールを受信した場合に、マーケティング担当者や営業担当者に対して自動でメール通知を送信するワークフロールールを設定できます。これにより、担当者は、競合他社への言及をすばやく察知し、先手の対策や改善を行うことが可能です。
例:プロジェクト管理ソフトウェアを提供するSaaS企業:ABC社の場合
手順1:競合他社への言及をワークフローの実行タイミングを設定
ABC社では、「Zylker社」のような特定の競合他社に関する言及がないか、顧客からの受信メールを確認するルールを設定します。
手順2:実行する処理の設定
メールに競合他社に関する記載があることをシステムが検知すると、カスタマーサポートチームまたはマーケティング部門に通知が送信されます。
- カスタマーサポートチームは、競合他社について言及された懸念に迅速に対応したり、ABC社のサービスを改善するためのフィードバックを収集したりすることができます。
- マーケティング部門では、競合他社に関する言及の傾向を分析し、ABC社が競争上優位に立てる分野や改善が必要な分野を特定することができます。
ABC社は、上記のような情報を利用して、競合他社について言及している顧客とやりとりを行い、対象を絞ったプロモーションや、新しい機能やサービスを試すための機会を提供することもできます。
全体として、顧客からのメールにおける競合他社の言及を確認することで、企業は市場動向、顧客の感情、製品強化のための領域などについて常に情報を得ることができ、自社の業界における競争力を維持するのに役立ちます。
今回の機能アップデートのまとめ
メール連携
ワークフローのシステムは、メールにおけるコミュニケーションとシームレスに連携されます。メールでのやりとりの中で検出された競合他社への言及に基づいて、対象を絞ったワークフローを作成できるようになりました。
競合他社名の言及
Ziaの追跡システムにより、顧客が競合他社について言及した際に、簡単に特定することができます。
競合他社への印象分析
競合他社への言及の背景にある、顧客の競合他社への印象に関する貴重な分析を得ることができます。自社のビジネスに影響を与える否定的な言及、自社に影響を与えない肯定的な言及、あるいは中立的な言及のいずれの言及であれ、顧客の印象に関する包括的な分析を得ることができます。
参考情報
Related Articles
【Zoho CRM】ワークフロールール機能に関するアップデートのお知らせ:通話の予約と予定の追加ができるようになりました。
今回ワークフロールールで設定できる処理について、アップデートがありました。 以下、今回の機能アップデートの詳細をご紹介いたします。 ご存知のように、ワークフロールールは、手動で操作することなく、フォローアッププロセスを自動化するのに役立ちます。 以前までは、営業活動を行うにあたり、手動にて通話や予定を作成、予約する必要がありました。 今回の機能アップデートにて、以下2件のすぐに実行する処理が新たに導入されました。 予定の追加 通話の予定の登録 ...
【Zoho CRM】 見積書/請求書「税」の設定
税は手動で追加する必要がございます。 商品情報書類には税を入力する箇所が2つあります。 小計前そして小計後2箇所とも税 を適用できます。 (重複設定にご注意ください。) 但し、どちらにも税を適用すると二重に税が適用します。 その為、必要でない場合はどちらか一つにのみ入力してください。 例えば、小計前の税の適用を外し、 下記画像のように小計後の税項目にて税を適用すると税を表示できます。
【Zoho Sign】Zoho CRMとZoho Sign連携の設定
Zoho CRMとZoho Sign連携 Zoho SignとZoho CRMは連携可能です。 Zoho CRMのZoho Sign拡張機能を使用すると、CRMに保存されている連絡先に、署名文書を直接送信できます。Zoho CRMの差し込み文書や会計テンプレートにも適用され、テンプレートから電子署名文書を送信できます。 例:会社の営業担当者がで署名のために同じ契約を異なる取引先に送信したい場合、名前、住所、添付ファイル、金額が異なる場合、差し込み印刷と在庫テンプレートの連携でスムーズ化します。 ...
【Zoho CRM】Card Scannerアプリで名刺データをZoho CRMに取り込む方法
2019.07 時点の画像です 手順をご案内します。 事前にZoho製品との同期と追加言語の設定を行ってください。 カメラアプリの起動時に、右下の歯車マークをタップしていただくことで、ご自身のアカウント名の表示がされているか、また追加言語設定が完了しているか確認ができます。 1)Card Scannerアプリを起動し、「スキャンを開始する」をタップしてください 2)カメラへのアクセスを許可して、名刺を撮影してください 3)名刺のデータが自動で解析されます ...
【Zoho CRM】メール上限
Zoho CRMでは、個別メールまたは一括メールを送信できます。 個別メール、一括メールのそれぞれの送信数に上限が設定されています。 個別メールの上限は、有料ユーザーかどうかと、ユーザー数によって変わります。 一括メールの上限は、ご利用のプランによって変わります。ユーザー数は影響しません。 上限についての詳細は以下をご参照ください。 メールの制限
Zoho Community
Zoho ユーザーが集うオンラインフォーラムでは、サービスの使いこなしに関する活発な議論や情報交換が行われています。