今回ご紹介する機能アップデートは、
- インド(IN)を除くすべてのデータセンター
- エンタープライズプラン、アルティメットプラン
をご利用中のユーザーに適用されています。
営業担当者は複数の商談を処理し、商談はそれぞれのペースで進行します。しかし、すべての商談が成功するわけではありません。時間のかかる商談や、完了しない商談もあるでしょう。このようなペースのばらつきは、組織の収益目標に直接影響します。営業担当者にとっては、どの商談が予定期間内に完了するか、どの商談を優先すべきかを把握することはしばしば課題となります。
適切な機会を見分けることは、収益を増やし、ビジネスが軌道に乗り続けるための鍵となります。そのため、各商談の受注または失注の可能性を予測する、売上予測機能を強化しました。
Zoho CRMの売上予測のレポートは、パフォーマンスを分析し、目標に対するペースを比較します。成長中の組織にとって、このレポートは比較基準として機能し、各ユーザーが予測期間に行うすべての商談を表示します。
今回の機能強化により、各商談の成功の可能性をレポートに表示できるようになりました。
商談のペースは、主に行動によるものです。未完了の商談とかこの商談記録を照らし合わせることで、レポートでは担当者の未完了の商談に以下のようなラベルを割り当てます。
ラベルによるメリット
- [受注見込み]とラベル付けされた商談は、受注する商談の特性を示しており、予測期間内にほとんどが成約されます。営業担当者は、これらの商談に優先順位を付けて集中することができます。
- [要注意]とラベル付けされた商談は、これまで成約したが失敗に終わった商談の特性を示しており、失敗する可能性が高くなります。したがって、営業担当者はこのタイプの商談に関しては慎重に進め、受注の可能性を高めるための戦略を考案することができます。
- [低優先度]とラベル付けされた商談は、多くの場合、初期段階にあり、現在の予測期間に成約する可能性は低いです。したがって、営業担当者は優先度の高い商談に集中することができます。
商談の行動に十分なデータポイントがない場合や、以前に商談の記録がない場合、ラベルの欄は空欄になります。
これらの利点に加えて、レポートでは、[受注見込み]とラベル付けされた商談に基づいて、予測期間の潜在的な収益も概要としてまとめられます。一目で、特定の予測期間内に完了すると予想される商談の総数を見ることもできます。また、今後10日、20日、または30日以内に完了すると予想される商談数も表示できます。これらの洞察により、企業は全体的な収益を予測し、潜在的な欠点に対処することができます。
これらの機能強化により、収益予測の取り組みが大幅に改善されます。ラベルは優先順位をつけるのに役立ち、概要は潜在的な収益を見るのに役立ちます。多忙な営業担当者にとって、これらの洞察は非常に貴重であり、商談管理を簡素化し、本当に重要なことに集中するのに役立ちます。