このアップデートは、下記の通り適用されます。
・対象データセンター:JP(日本), AU(オーストラリア), CA(カナダ), SA(サウジアラビア), UAE,CN(中国)データセンターに所属するすべてのアカウント
・ご注意点:IN(インド), EU(ヨーロッパ)データセンターに所属する場合、ユーザー数が2,000以下の組織に適用されています。
・リリース計画:段階的にすべてのデータセンターに適用される予定です。
(2025年5月22日現在)
これまでプロフェッショナルプラン・エンタープライズプラン・アルティメットプランでのみ利用可能だった下記のメールに関する機能が、スタンダードプランで利用可能となりました。
メール連携:
スタンダードプランのZoho CRMアカウントで、IMAP/POP3/Gmail APIによるメール連携の設定が可能となりました。
メールボックスを行き来することなく、CRMのデータ詳細ページ上で、メールの送受信や返信を行うことができるようになり、利便性が向上します。
メールマグネット:
メールマグネットは、受信メールの管理を効率的に行うための機能です。
メールマグネットの通知パネルには、新着メールの概要がまとめて一覧表示され、関連する情報(例:取引先の詳細)も一緒に表示されます。個々のレコードに移動することなく、未読メールをCRMの直接Zoho CRMのメールマグネットの通知画面から確認し、優先度を判断できます。
メール共有権限の設定:
顧客との間で交わされるメールには、他のメンバーやチームにも必要な情報が含まれていることが多々あります。たとえば、ある企業との間で交わされた契約関連のメールは、法務担当にとっても確認を進める際に必要となるかもしれません。同様に、メールで合意した交渉内容を、経理担当が請求書を作成する際に参照する必要があるかもしれません。
組織内で複数の人が同じ業務に関わる場合、このようなことが多くあります。Zoho CRMでは、メールの情報に簡単にアクセスできるようにするため、メールの共有機能が用意されています。
Zoho Mailアドオンユーザー:
Zoho CRMの管理者は、Zoho Mailアドオンを利用しているユーザーを管理でき、無効にしたユーザーのメールアカウントのバックアップの取得・Zoho Mailアドオン設定のロック・Zoho Mailアドオン設定のロックの解除をすることができます。
無効にしたユーザー(担当者)と顧客とのやりとりについても、他のユーザーが確認したり対応を引き継いだりすることができます。
メールのバックアップ:
IMAPまたはPOP3を通じてメールアカウントを設定しており、データ単位でメールを共有しているユーザーが組織で無効になった場合や削除された場合に、無効化または削除から6か月以内であれば、管理者は該当のユーザーが送受信したメールのバックアップデータを取得できます。
無効なユーザーの一覧を確認するには、[設定]→[セキュリティ管理]→[Zoho Mailアドオンのユーザー]の順に移動します。
バックアップを取得するには、Zoho Mailアドオンのユーザーの一覧画面から、対象のユーザーの欄で[メールをバックアップする]をクリックします。バックアップを取得せずにユーザーが無効になった場合、該当のユーザーが送受信したメールは関連リストに表示されなくなりますのでご注意ください。
Zoho Mailアドオン設定のロック:
Zoho Mailアドオンの設定を変更できるのは、ユーザー本人のみです。他のユーザーのメールアカウントの設定は変更できませんが、管理者は設定をロックすることができます。ロックすると、ユーザーは自分自身でZoho Mailアドオンの設定を変更できなくなります(メールアカウントの設定やメール共有の権限の変更ができなくなります)。
メールアカウントの設定のロック機能は、無効になったユーザーのメールのバックアップを取得する場合に役に立ちます。
メールの商談への関連付け:
1件の商談には複数の連絡先を関連付けることが可能です。
Zoho CRMでは、特定の商談に関係するメールを簡単に一覧できるようにするため、メールを商談に関連付ける機能があります。
あらかじめ定義されているパターンにもとづいて自動で関連付けを行うことができます。
または、ユーザーが[商談]タブまたは[連絡先]タブから手動で関連付けを行うこともできます。
メールリレーの設定:
メールリレーを設定すると、自社のサーバーを通じてZoho CRMからメールを送信することができ、メールの到達率やセキュリティ、コンプライアンスをより確実に管理できます。スパム、なりすまし、マルウェアの脅威を防ぐだけでなく、送信したメールのコピーを保存し、将来これらのデータを参照することができます。
送信前に内容を編集したり、不達メールや送信失敗メールにリレーサーバから直接アクセスしたりすることができるため、一括で大量のメールを送信する場合に役立ちます。
利用中のCRMのプランに応じて、最大 5件のドメインを設定することができます。