【Zoho CRM】会計年度機能に関するアップデートのお知らせ:独自の会計年度が設定できるようになりました。

【Zoho CRM】会計年度機能に関するアップデートのお知らせ:独自の会計年度が設定できるようになりました。


この機能アップデートは、すべてのユーザーに対し適用されています。

CRMの会計年度を、4-5-4週の期間構成やその他の広く使用されている52週の会計年度の形式に従うように設定できるようになりました。


以下、今回の機能アップデートの詳細をご紹介いたします。

ご存知のように、組織の会計年度は、グレゴリオ暦(1月1日から12月31日まで)と一致しない場合があります。これには、地域の法的規制、売上に関する季節的なパターンなど、複数の理由が考えられます。Zoho CRMでは、既に会計年度の開始月を選択するオプションがあり、特定のニーズに基づいて会計年度を変更することができます。

多くの業界では、会計年度をカレンダー月ではなく、均一な期間に分割する場合があります。そのため、会計年度を12ヶ月ではなく、52週と見なします。

例えば、小売業では通常、週末の売上が平日の売上を上回ります。このような場合、小売企業は、同じ数の週末を含む期間に会計年度を分割したいと考えるかもしれません。そうすることで、(週、期間、四半期をまたいだ)売上データを比較することができるようになり、予測精度が向上したり、給与計算が容易になることで、経理業務が簡素化されるかもしれません。そのため、多くの小売企業が「4-5-4」会計年度の形式を採用しています。

独自の会計年度オプション

上記のような企業のニーズに対応するため、Zoho CRMに独自の会計年度形式を追加しました。
独自の会計年度の形式は、以下の通りです。
  1. 4-4-5、4-5-4、5-4-4:これらの四半期単位の形式では、各四半期は13週で、この13週は3つの期間にまたがっています。この3つの期間の週数が、形式の名称となっています。
  2. 3-3-3-4、3-3-4-3、3-4-3-3、4-3-3-3:これらの年単位の形式では、各期間は4週で構成されています。会計年度は13期間で構成されます。これらの期間は、3-3-3-4、3-3-4-3、3-4-3-3、4-3-3-3の4つの四半期にまたがっています。名称は、これら4つの四半期のそれぞれの期間数を示しています。

独自の会計年度の設定について

  1. 会計年度の形式の選択
    独自の会計年度」という新しいオプションが「会計年度」タブで利用可能になりました。開始月を選択し、通常のカレンダー(グレゴリオ暦)に従う従来のオプションは、「標準の会計年度」オプションで利用できます。

  2. ニーズに合った形式と開始日の選択
    前述した7つの形式から1つを選ぶことができます。各形式を選択すると、選択した形式が四半期、期間、週単位でどのように設定されるか確認できます。


    開始日を設定することで、CRMの会計年度を組織のカレンダーに正確に合わせることができます。


  3. 会計年度を視覚的に確認
    カレンダー形式のプレビュー画面で、どの日付がどの期間に該当するかを確認し、会計年度を視覚的に把握することができます。満足いかない場合には、形式を変更して再度プレビューを確認することができます。


  4. 表示設定
    CRM上での会計期間の表示方法を選択することも可能です。


  5. 余りの週の追加設定
    独自の会計年度形式では、1年を52週(364日)に分割するため、毎年余りの日が生じます。ニーズによっては、会計期間に週を追加する必要があるかもしれません。例えば、会計年度を常に4月の第1月曜日に開始したい場合には、余りの週を追加する必要があるかもしれません。この場合、特定の会計期間に週を追加して修正することができます。


  6. 会計年度に関する変更の追跡
    会計年度タブで会計年度の変更履歴を確認することができます。独自の会計年度形式の履歴については、カレンダー形式でプレビューできます。


  7. 独自の会計年度と売上予測
    一度設定された会計年度は、会計年度画面からのみ管理できます。以前は売上予測の設定画面で管理されていました。
    独自の会計年度が選択されると、四半期または期間に基づいて売上予測を作成することができます。「売上予測の期間」の「
    毎月」オプションは「定期」オプションに置き換えられます。
会計年度の種類を変更すると、既存の売上予測データがすべて削除されます。






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