【Zoho Campaigns】新機能のお知らせ:ボットフィルタリング機能

【Zoho Campaigns】新機能のお知らせ:ボットフィルタリング機能


メールキャンペーン分析の精度を高めるためにボットフィルタリングを導入しました。このアップデートにより、実際のユーザーによる開封/クリックの活動と自動化されたボットによる活動が区別され、メールキャンペーンレポートの精度が向上します。

 

ボットの開封/
リックとは

ボットの開封/クリックとは、人間ではなく自動化されたソフトウェアによって行われる行為のことです。これらのプログラムは通常、ウイルスや悪意のあるリンクのチェックなど、セキュリティ目的でメールをスキャンします。その結果、ボットクリックによって、実際には誰もメールに触れていないにもかかわらず、1人の連絡先から複数の開封/クリックがあったという誤ったエンゲージメント指標が作成される可能性があります。

 

ボットフィルタリングが重要な理由

メールキャンペーンにおけるボットによる開封やクリックは、不正確なキャンペーンパフォーマンス指標につながります。この問題に対処するために、ボットフィルタリング機能により、ユーザーはキャンペーンレポートからボットによる操作を除外することができます。

 

ボットフィルタリングの主な機能

  • オン/オフの切り替え:設定 > 一般 > ボットフィルター より、ボットフィルタリングを簡単に有効または無効にできます。データの正確性を確保するために、この機能はデフォルトで有効になっています。

  • 透明性:レポートは、ボットフィルタリングが有効になっているかどうかを知らせる視覚的なインジケーターが表示され、データ分析の透明性を確保します。

  • 詳細なレポート:フィルターが有効か無効かにかかわらず、レポートには次の内容が表示されます。
     ・信頼性の高い開封/クリック数(個人による確認済みのエンゲージメント)
     ・ボットによる開封/クリック数(自動化によって行われた活動)
     ・この二重の測定基準システムにより、キャンペーンのパフォーマンスをより明確に把握できます。

  • Apple MPP トラッキング:レポートには、Apple Mail Privacy Protection(MPP)による開封数を示す専用の測定基準が追加され、Appleのプライバシーポリシーがデータに与える影響を分析できるようになりました。


Apple Mailのプライバシー保護(MPP) 

Apple Mailユーザーは、メールのプライバシー保護(MPP)を有効にすることができます。これにより、送信者はメールの開封を正確に追跡できなくなります。Apple Mailが有効になっている場合、トラッキングピクセルが自動的に事前に読み込まれ、すべてのメールが開封されたように見えます。
これにより、開封率が水増しされ、実際のユーザーエンゲージメントと自動化された活動を区別するのが難しくなります。

Zoho Campaigns ではどのように対応しているのでしょうか?
Zoho Campaigns では、レポートにMPP Opens(MPPによる開封)という独立した指標を提供しています。インテリジェントなデータモデリングを使用することで、Appleのプライバシーアップデートに影響を受けずにキャンペーンの成功を測定できるよう、より正確なエンゲージメント評価をサポートします。

Zoho Campaigns でボットフィルタリングを有効にする方法

ステップ1:ボットフィルタリングオプションを見つける
設定 > 一般の下にある「ボットフィルターの設定をクリックします。





ステップ 2
:ボットフィルタリングを有効または無効にする
  1. 有効(デフォルト):ボットの活動を個別に表示しながら、レポートは実際のユーザーエンゲージメントを優先します。

  1. ​無効:レポートには合計開封数/クリック数が表示されます(人間とボットの両方の活動を含む)。


ステップ 3
ボットフィルタリング無効化時の確認ポップアップ 
ボットフィルタリングを無効にすると、セグメンテーションと自動化ワークフローに影響を与える可能性があることを説明する確認ポップアップが表示されます。



Alert
注意事項
  1. ボットフィルタリングの強化により、開封率とクリック率がより正確に反映されるようになりました。2025年4月1日以前のキャンペーンでは、一部のボットリクエストをフィルタリングして開封率を表示していました。今回のアップデートでは、ボット検出が大幅に改善され、より多くのボットインタラクションを識別できるようになりました。その結果、以前より多くのボットを検出し、フィルタリングするようになったため、以前より開封率やクリック率が若干低下する可能性があります。


  1. Apple MPPの開封は、デフォルトでセグメントとワークフローに含まれます。
  2. 2025年4月1日以降のキャンペーンレポートには、信頼できる開封、信頼できない開封、ボット開封を含む最新のデータが表示されます。過去のキャンペーンレポートに変更はありません。
  3. 連絡先セクションの新しいフィルターにより、信頼できる開封とボットによる開封をより詳細に分析できます。
  4. ボットフィルタリング設定の変更は、監査ログ追跡されます。

  1. ​キャンペーンレポートのエクスポート時に、ボットのエンゲージメントデータを利用できるようになりました。

本アップデートに関してご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
*本投稿は、Zoho Campaigns のオンラインフォーラムへ投稿された内容を日本語訳したものです。原文はこちら
*ヘルプ記事(英語)はこちら

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