【Zoho CRM】帳票サブフォームのカスタム項目の更新について

本件でご紹介したカスタム関数のコードについては、あくまでサンプルのものでございます。
カスタマイズ・デバッグ・テストについてはお客様自身にて行っていただく必要がございます。本サポート窓口では承りかねます。
1. はじめに
Zoho CRMの帳票系のタブにある商品サブフォームにつきまして、カスタム項目を追加できるようになりました。しかし、こちらの項目の更新につきましてはカスタム関数のみでは更新できかねます。カスタム関数内でAPIを呼ぶ必要ございます。APIをカスタム関数で呼ぶには下記の手順を踏んでいただく必要がございます。
2. 手順
2.1 手順1:APIコネクションの作成
下記FAQを参考に、Zoho CRMのAPIを呼び出すためのコネクションを作成します。
上記FAQの手順5)にて下記のようなコードを生成できればOKです。
- update = invokeurl
- [
- url : ""
- type :PUT
- parameters: params
- connection:"crmconnection"
- ];
2.2 手順2:引数の設定
引数は次の2つです。[Edit Argument]から設定可能です。
- recordId:見積書/発注書/受注書/請求書のID (Int)
- moduleName:固定値 (String)
- 見積書タブのデータを更新する場合:"Quotes"
- 発注書タブのデータを更新する場合:"Purchase_Orders"
- 受注書タブのデータを更新する場合:"Sales_Orders"
- 請求書タブのデータを更新する場合:"Invoices"
2.3 手順3:コード作成
- apiNamesOfItemsList = {"Quotes": "Quoted_Items", "Invoices": "Invoiced_Items", "Purchase_Orders": "Purchase_Items", "Sales_Orders": "Ordered_Items"};
- record = zoho.crm.getRecordById(moduleName, recordId);
- products = ifnull(record.get("Product_Details"),"");
- pdlist = List();
- for each product in products
- {
- mp = product;
- // デフォルトの項目を転記
- mp.put("Product_Name", product.get("product"));
- mp.put("Quantity", product.get("quantity"));
- mp.put("Total_After_Discount", product.get("total_after_discount"));
- mp.put("Net_Total",product.get("net_total"));
- mp.put("List_Price",product.get("list_price"));
- mp.put("Total",product.get("total"));
- mp.put("Description",product.get("product_description"));
- mp.put("Line_Tax",product.get("line_tax"));
- // カスタム項目
- // mp.put("unit","個");
- // mp.put("項目のapi名", [値] );
- pdlist.add(mp);
- }
- info pdlist;
- dataList = List();
- data = Map();
- data.put(apiNamesOfItemsList.get(moduleName),pdlist);
- dataList.add(data);
- param = Map();
- param.put("data",dataList);
- update = invokeurl
- [
- url :"https://www.zohoapis.com/crm/v2.1/" + moduleName + "/" + recordId.toString()
- type :PUT
- parameters:param + ""
- connection:"(手順5のコネクション名をここに追記ください)"
- ];
- info update;
カスタムボタンの場合は最後に return ""; を追記ください
3. テスト例
見積書の帳票サブフォームのカスタム項目「単位」(unit)の列に「個」という値を入れる
<更新前>
<関数のコンソール>
<更新後>
Related Articles
【Zoho Sign】Zoho CRMとZoho Sign連携の設定
Zoho CRMとZoho Sign連携 Zoho SignとZoho CRMは連携可能です。 Zoho CRMのZoho Sign拡張機能を使用すると、CRMに保存されている連絡先に、署名文書を直接送信できます。Zoho CRMの差し込み文書や会計テンプレートにも適用され、テンプレートから電子署名文書を送信できます。 例:会社の営業担当者がで署名のために同じ契約を異なる取引先に送信したい場合、名前、住所、添付ファイル、金額が異なる場合、差し込み印刷と在庫テンプレートの連携でスムーズ化します。 ...
【Zoho CRM】Card Scannerアプリで名刺データをZoho CRMに取り込む方法
以下、Card ScannerアプリでCRMへデータを登録する手順をご案内します。 事前にZoho製品との同期と追加言語の設定を行ってください。 Card Scannerアプリの起動時に、右下の歯車マークをタップするで、自分のZohoアカウント名の表示がされているか、また追加言語設定が完了しているか確認できます。 ①Card Scannerアプリを起動後、カメラへのアクセスを許可し、名刺を撮影します。 ②名刺のデータが自動で解析されます。 ...
【Zoho Invoice】 Zoho CRMの同期から連絡先同期まで
Zoho CRMの連絡先同期 「設定」アイコンをクリックします。 「連携」をクリックします。 「Zohoサービス」をクリックします。 「接続」をクリックします。 「Zoho CRMへの接続 」をクリック: 「Zoho CRMへの接続 」ページが表示されます。 「1.Zoho CRMの認証情報」セクションの「Zoho CRMへの接続 」をクリックします。 メールアドレスを入力: 「Zoho CRMへの接続」のポップアップページが表示されます。 Zoho ...
【Zoho CRM】送信したメールの送信結果の確認方法
個別メール ①データの詳細画面内 個別に送信したメールの反応は、メールを送信したデータの詳細画面へ移動し、「メール」関連リスト内の「ステータス」項目でご確認いただけます。 ②レポート 個別に送信したメールの送信結果をまとめて確認したい場合には、レポートを使用します。 レポートタブへ移動し、「メールのレポート」フォルダーからデフォルトで用意されている「送信したメールの状況」レポートを選択します。 一括メールのみの送信結果を確認したい場合には、詳細フィルターで「経路 次の値と等しい 個別( ...
【Zoho Recruit】Zoho CRMから部署や連絡先をインポート
求人関連の部署や連絡先を追跡したい場合は、Zoho CRMからデータを連携・転送できます。 Zoho CRMと統合することによって、Zoho Recruitでその詳細を追跡することができます。 英語での詳細は以下をご参照ください: https://help.zoho.com/portal/kb/articles/zoho-crm-integration-overview%E2%80%8B Zoho Recruit、求人、候補者、連絡先、部署をZoho CRMからインポートできます。 ...
Zoho Community
オンライン掲示板やユーザー交流会など、Zoho活用に役立つコンテンツが満載!

Zoho CRM 管理者向けオンライントレーニング
Zoho CRM 導入後の動き出しをスムーズに。初期設定から操作方法、便利機能まで… Zoho の講師がデモを交えて解説。CRM管理者の必須スキルを短期間で習得しましょう。
ウェビナー情報はこちら!
さまざまな企業で業務改善にあたる
エキスパートたちの事例セミナーをご提供しております。最新の予定や、配信済みのウェビナー動画はこちらをご確認ください。