このアップデートは、下記の通り適用されています。
・ケイデンスのフォローアップにおけるWhatsApp通知に関するアップデートは、全てのデータセンターに所属する全てのユーザーに適用されています。
・ケイデンスの上限およびアドオンに関するアップデートは、全てのデータセンターに所属する全てのユーザーに適用されています。
・ケイデンスの権限に関するアップデートは、JP(日本)、US(アメリカ)、CN(中国)、AU(オーストラリア)CA(カナダ)、SA(サウジアラビア)、EU(ヨーロッパ)データセンターに所属するユーザーに適用されています。
(2025年10月8日現在)
ケイデンスに関するアップデートについてお知らせします。
1. ケイデンスからWhatsAppで直接顧客に連絡
これまで、ケイデンスではメール、電話、タスクを通じてフォローアップを自動化できました。これからは、メール、電話、タスクに加えて、WhatsAppメッセージをフォローアップとして追加できます。
例えば、新規顧客向けに季節限定割引を宣伝する小売ブランドを運営しているとします。この場合、新規見込み客にこのウェルカムオファーをWhatsAppメッセージで送信するケイデンスを作成できます。メッセージに反応があった後、追加のオファーや割引について、フォローアップコールをスケジュールできます。複数のチャネルからのアプローチにより、効率的にエンゲージメントの機会を増やすことができます。
WhatsAppによるフォローアップは、見込み顧客と連絡先タブで利用可能です。
詳細は下記の通りです:
・ケイデンスを作成する際、フォローアップ処理としてWhatsAppを追加します。
・事前に承認済みのWhatsAppテンプレートを選択します(例:支払いリマインダー、オファー、フィードバック依頼など)。
・メールや電話と同様に、メッセージ送信のスケジュールを設定します。
・WhatsAppメッセージの配信成功/失敗に基づき、レコードを自動的に次のフォローアップへ移行します。
レポート、フィルター、登録解除条件にWhatsAppの応答を使用し、可視化と自動化を強化できます。
2.ケイデンスの上限の引き上げとアドオン
・タブごとに作成・適用できるケイデンスの数が増加しました。これにより、制限を気にせず必要に応じてより多くのケイデンスを構築・管理できます。
・また、ケイデンス内の各フォローアップタイプごとの個別制限を廃止し、すべてのフォローアップタイプを統合した新たな制限を導入しました。これにより、メール、電話、タスク、そして新たに追加されたWhatsAppフォローアップのいずれであっても、ケイデンス内で各フォローアップをいくつ適用するか自由に選択できます。
上限の引き上げに加え、ニーズの拡大に合わせて柔軟に対応できる追加オプションも導入します。支払いプランを変更することなく、必要な時だけ利用範囲を拡大し、実際に使用した分だけお支払いいただけます。
今回のアップデートにより、各タブで適用可能なケイデンスの上限を、既存のプラン分を含め最大70件まで増やすことができます。
例えば、Zoho CRMのスタンダードプランでは、デフォルトで各タブにつき最大20件のケイデンスを作成でき、同時に適用できるケイデンスは10件までです。
ビジネス要件により30のケイデンスを同時に実行する必要がある場合、20の追加枠を購入できます。これにより、適用できるケイデンスは最大30(基本10+追加20)、作成可能なケイデンスは最大40(基本20+追加20)となります。
既存のサブスクリプションと料金体系は変更されません。このアドオンは、複雑さを増すことなく拡張性を確保するためのものです。
ケイデンスの権限に関する変更点:
ケイデンスにおける権限の仕組みを改善し、より明確で柔軟なアクセス制御を実現しました。
「自動化の管理」権限を有効化しなくても、ケイデンスの表示および管理に対して単独の権限を付与できるようになりました。これにより、自動化の管理権限とは独立して、ケイデンスの表示や管理を許可するユーザーを正確に指定できます。