【Zoho CRM】Zoho Creator連携に関する機能強化のお知らせ
このアップデートは、全てのデータセンターに所属する全てのお客様に適用されています。
(2025年9月30日時点)
Zoho CreatorとZoho CRMの連携機能を強化しました。UIと機能の両面で改良を加え、複数の開発者を割り当てたり、権限を設定したユーザーを追加したり、関連リストをより効率的に管理できるようになりました。
今回のアップデートでは、Creatorアプリの所有者のみがアプリをCRMと連携できるようになり、アクセス制御が強化されました。詳細については以下をご覧ください。
連携に関する新機能
1. カスタムアプリ連携のUIが、Creatorの直近のアップデートに合わせて改善されました。
2. CRMのUIのアップデートに伴い、Creatorのアプリを関連付けるためにチームスペースを選択する必要があります。
3. アプリに複数の開発者を割り当てることが可能になりました。
4. 連携プロセスでユーザー権限を設定でき、設定した権限を持つ新規ユーザーをアプリに追加できるようになりました。
5. CRMはCreatorの環境(Environments)をサポートするようになりました。
6. CRMでは、Creatorアプリの所有者のみが連携を実行できるようになりました。
7. 連携中に作成された関連リストは、CRMからアプリが無効化されると自動的に削除されます。
これらの機能強化について、それぞれ詳しくご説明します。
UIの改善
1. 連携フローに関するアップデート
CreatorのアプリとCRMを連携する手順が変更されました。
UI上に以下の手順が表示されます。
(1)フォームのカスタマイズ
(2)開発者の追加・編集
(3)タブの権限
(4)ユーザーの権限
(5)ユーザーの追加
(6)関連リストの追加
2. タブグループではなく、チームスペースを選択
新しいCRMのUIでは、ユーザーはCreatorのアプリを関連付けるチームスペースを選択する必要があります。Zoho CRMの新UIをご利用の場合、カスタムタブを選択するオプションは削除されました。
ご注意点:旧UIをご利用のユーザーは、カスタムアプリを連携する際に、タブグループを選択するオプションが表示されます。
機能強化
(1) 複数の開発者に対応
従来は、Creatorアプリには1人の開発者のみ割り当て可能でした。
今回のアップデートにより、カスタムアプリに複数の開発者を割り当てることができるようになりました。また、連携の編集中にカスタムアプリへ開発者を追加することも可能です。
(2)Creatorアプリのユーザー権限
連携時に追加のユーザー権限を設定できます。アプリに追加されたCRMユーザーには、このステップで設定された権限が割り当てられます。デフォルトの権限はこのステップで一覧表示され、必要に応じて新しい権限を追加できます。特にカスタムアプリにアクセスできるユーザー数が多くなる場合に有効です。
(3)アプリへのユーザーの追加
以前は、ユーザーをカスタムアプリに追加するこの手順はありませんでした。
今回のアップデートにより、(2)の手順で設定した権限を持つユーザーを、アプリに直接追加できるようになりました。
(4) 環境(Environment)のサポート
CRMのサンドボックスと同様に、Creatorでは開発環境、ステージ環境、本番環境でのテストをサポートしています。
開発環境で行った変更は、CreatorのプラットフォームからCRMの本番環境にプッシュして反映させる必要があります。
アプリに対して環境の設定が有効化されている場合、CRM内の編集画面は無効化され、CRMからアプリを編集することはできません。
(5)連携時の所有者の制限
Zoho Creatorのアプリ所有者のみが、アプリをZoho CRMに連携できます。共有アクセス権を持つユーザーは、この連携を実行できなくなりました。
(6) 連携に必要な権限の要件
以前は、管理者権限のユーザーのみが、自身のZoho CreatorアプリをZoho CRMと連携できました。
現在、すべての権限のユーザーに対して、以下の権限のいずれかが有効になっている必要があります:
・Zoho Creator アプリを連携するための「拡張機能の管理」権限
・カスタムタブを作成するための「タブのカスタマイズ」権限
(7) アプリ無効化時の関連リストの自動削除
従来、Zoho CRM内で連携済みカスタムアプリが無効化されても、連携時に作成された関連リストは表示されたままでした。このアップデートにより、CRM内でCreatorアプリが無効化されると、連携を通じて作成された関連リストは自動的に削除されます。