今回紹介する機能は、すべてのデータセンター・すべてのユーザーで利用可能です。
キャンバス機能を、データの入力ページでも利用できるようになりました。
顧客データを管理して操作していくことが、CRMの本質です。そのため、Zoho CRMのカスタムデザインの機能を、データ入力ページにも導入しました。
Zoho CRMのどのタブでも、ユーザーによるデータ作成方法のコントロールの幅が広がります。
これまでの標準の2列のデータ入力ページから、組織のブランディング要素などビジネスの要件に応じてパーソナライズされたレイアウトに変えることができます。
キャンバスを使用したデータ入力ページを設定する理由
これまでは、カスタマイズ性の低い標準ビューでのみデータの作成が可能でした。つまりデータ入力ページの見た目を、自分の組織の独自のプロセスや要件、ブランディングに応じてカスタマイズできませんでした。
キャンバスを使用したデータ入力ページ(フォーム)では、項目やセクションをカスタマイズできるようになり、CRMの操作が可能な限り直感的で効率的になりました。
- カスタマイズ性:データ入力ページをブランドにマッチさせることができ、パーソナライズされた体験をもたらします。
ユーザーエクスペリエンス:直感的なレイアウトによりデータ入力の能率が向上し、操作の簡易性と入力データの正確性を実現します。
効率性:特定のプロセスや役割に応じたフォームをデザインすることができ、雑然とした状態が改善されて生産性が向上します。
柔軟性:多様なニーズに合わせてフォームを調整し、タブごとに複数のカスタムフォームを設定することができます。
カスタマイズ可能なデータ入力ページ
データ入力ページのレイアウトを簡単に変更・設計して、データ入力の効率化、重要な情報の強調表示、ブランドを反映した視覚的に魅力的なインターフェースの作成が可能です。レイアウト、項目の配置、配色、フォントのスタイルをカスタマイズして、各フォームが組織のアイデンティティを効果的に表現できるようになります。
フォーム表示をカスタマイズしてアクセスすることができる、フォーム表示タブという新しいタブを追加しました。
このタブでは、さまざまなタブで作られたすべてのフォーム表示のリストを見ることができるほか、フォーム表示の作成、キャンバスのテンプレートのインポート、キャンバスの割り当ての作成、キャンバスルールの管理(※1)、キャンバスのキー(※2)の管理ができます。
※1特定のデータの項目やセクションについて、スタイルや表示設定が動的に適用されるように設定することができます。
※2キャンバスのテンプレートを他のCRM組織にエクスポートできるキー
キャンバスによるデータ作成画面の設計画面の要素
キャンバスの設定画面のフォーム表示は、キャンバスの重要な要素を備えています。
データ:連絡先名、メールアドレス、データの担当者、そしてその他の関連する詳細情報など、タブの重要な情報で構成することができます。
要素:画像、線、テーブル、セクション、テキストボックス、ボタン、アイコンなどさまざまなツールで構成することができます。
スタイル:色、フォントスタイル、フォントのサイズ、境界線、余白の調整、そして角の丸みまで幅広く選択でき、データの視覚的魅力を高め、よりブランディングやデザインの好みに合わせることができます。
さらに、項目の状態に応じた強調表示のようなオプションもあります。
営業担当者にとっての視認性の向上のために項目を強調したいというニーズを満たすために、キャンバスによるデータ入力ページのサポートと同時に、キャンバス自体の機能を強化しています。
ランクアップしたカスタマイズにより、例えばデフォルトの状態、必須項目や入力規則によって生じるデータのエラー、編集できない項目がある場合など、項目の異なる状態に応じて、項目をハイライトすることができます。
新機能の紹介は以上です。ぜひお試しください。
〈プラン別上限〉
プラン | 詳細ビュー | キャンバスルール |
スタンダード | 1件/組織 | 5件/組織 |
プロフェッショナル | 3件/組織 | 10件/組織 |
エンタープライズ | 5件/タブ | 15件/タブ |
アルティメット | 25件/タブ | 25件/タブ |