このアップデートは段階的に適用されます。
現時点では、JP(日本)、AU(オーストラリア)、CN(中国)、SA(サウジアラビア)、CA(カナダ)、EUデータセンターに適用されています。(2026年2月6日現在)
複数の通貨機能により、地域別に通貨を管理できます。これは、売上などの通貨関連データに適用できます。顧客の現地通貨で金額を記録でき、CRMはそれを自動的に自国通貨に換算し、分析、レポートなどに活用できます。
従来は為替レートを手動で入力していました。管理者が定期的に更新し、各データは作成日のレートを保持していました。市場が変動し、為替レートが変わっても、データ単位の為替レートは固定されたままでした。これは、時間の経過とともに、レポートや分析データが実態と乖離する原因となっていました。
最新の機能強化により、通貨の為替レートを自動更新するオプションなど、様々な新機能が利用可能になりました。一つずつ見ていきましょう。
アップデートによる新機能
1. 通貨の自動為替レート更新
各通貨ごとに、為替レートの更新方法を自動または手動から選択します。
- 自動:最新のオプションで、CRMがOpen Exchange Ratesのデータを使用して為替レートを自動的に更新します。
- 手動:従来の手動による為替レート更新方法です。
自動オプションでは、為替レート設定で更新頻度を設定できます:
- ライブ更新:為替レートは30分ごとに更新されます。
- 日次更新:為替レートは、組織のタイムゾーンに基づいて選択した時間に1日1回更新されます。
2. データ内の為替レート手動更新(権限付与による)
手動で為替レートを管理したい場合、ユーザーがデータの為替レートを更新できるように「為替レートを更新する」権限によるアクセスを付与します。該当ユーザーは為替レート項目の横に「更新」アイコンを表示でき、クリックすると通貨タブから最新レートを取得します。
3. データの自動為替レート更新
データの自動為替レート更新を設定できるようになりました。更新の実行条件となるタブと条件を選択します。例えば、データ編集時、選択リストの変更時、または選択リストが特定の値に変更された時などです。
例えば、営業チームがオーストラリアで商談を成約し、取引金額がオーストラリアドルで記録された場合、商談作成時に適用された為替レートの代わりに、商談タブのステージが成約・失注・競合選択による失注に移行した際に為替レートを自動更新するよう設定できます。これにより、商談が成約した時点での最新為替レートが最終的な金額に反映され、手動で更新する必要がなくなります。
必要に応じて、商談が別のステージに移行した際の為替レート更新など、より広範な実行条件を選択することも可能です。
これにより、レポート・分析・予測等において、自国通貨でより正確な洞察を得ることできます。
4. 為替レートの推移
各通貨には為替レートの履歴グラフが表示されます。自国通貨に対する為替レートの変動が示され、過去のレートと傾向を容易に把握できます。
事前定義された日付フィルターで絞り込むか、独自の範囲を選択できます。期間ごとの最高値、最安値、平均値も表示されます。
5. 通貨記号の配置
通貨ごとに、記号を金額の前か後に設定します。選択した配置はCRM全体で一貫して適用されます。
注:
- ライブ更新は約30分ごとに実行されます。
- これらの機能強化は、スタンダード、プロフェッショナル、エンタープライズ、アルティメットプランで利用可能です。
- 為替レートの傾向で確認できる最大期間は2年間です。