【Zoho CRM】ICR(インテリジェント文字認識)に関するアップデートのお知らせ:詳細抽出のための指示文により意図したデータを抽出できるようになりました。

【Zoho CRM】ICR(インテリジェント文字認識)に関するアップデートのお知らせ:詳細抽出のための指示文により意図したデータを抽出できるようになりました。

Alert
この機能アップデートは、US(アメリカ)、 EU(EU地域)、IN(インド)データセンターに所属する組織に適用されます。
(2026年3月5日現在)

機能アップデートの背景

インテリジェント文字認識(ICR)は、Ziaの光学認識機能「画像検証」の一部として提供されます。昨年4月に導入した時点では、データ抽出はトレーニングベースで行われており、標準テンプレートに適用できるものでした。
同年後半には、ゼロショットプロンプトと呼ばれる別のデータ抽出技術を追加しました。この方法は、入力画像から抽出したい項目を選択するだけで利用できます。さらにZiaは、視覚言語モデル(VLM)を活用することで、あらゆる向きの画像からデータを抽出できるようになりました。


このアップデートでは、フィールドプロンプト技術の適用範囲を拡大します。

Ziaによる詳細抽出のための指示文

機能強化について:
前述の通り、ゼロショットプロンプトでは、ICRルール(タブごとのICR抽出設定を行う場所)で抽出対象の項目を選択します。これに、Ziaによる詳細抽出のための指示文(プロンプト)という新たな層を追加します。
CRMレイアウトに類似した項目が存在する場合、または入力画像に似たような値が使用されることが予測される場合、ICRが一方の項目をもう一方の代わりに抽出してしまう可能性があります。これにより、データの関連付けが不正確になる恐れがあります。


この課題に対処するため、Ziaによる詳細抽出のための指示文を開発しました。この方法では、入力画像に似たような値が複数含む可能性がある項目を選択し、追加の背景情報を指示文として提供できます。そして最大の利点は、その指示文を自然言語で提示できることです。
代表的な例として住所項目が挙げられます。

CRMでは、請求先住所、本社住所、配送先住所を保存するための様々な項目が存在します。同様に、請求書、名刺、手書きの請求書、領収書、パンフレット、IDカードなど、顧客はそれぞれに1つまたは複数の住所が印刷された入力画像を提示する可能性があります。このような場合、値の特徴に関する具体的な指示文を追加することで、Ziaが値を識別し、特定し、抽出し、お客様の基準に基づいてより正確な値を関連付けすることができるようになります。



Ziaによる詳細抽出のための指示文は正確な値を抽出するために設計されていますが、その適用範囲はデータ変換に関連するあらゆるユースケースにまで及びます。例を挙げて確認しましょう。
データ形式の変換:以下の画像は、Ziaが選択された項目の詳細を理解し、抽出ページで希望の形式をレンダリングする方法を示しています。


このように、元の画像から抽出したい内容を指示することでICRにより正確にデータ抽出を行うことができます。これにより、入力データの記録や修正に時間を費やすことなく、業務の処理に充てる時間をより多く確保することができます。