【Zoho CRM】Zoho CPQ機能に関するアップデートのお知らせ

【Zoho CRM】Zoho CPQ機能に関するアップデートのお知らせ

今回Zoho CRM内のZoho CPQ機能に関してアップデートがありました。

Zoho CPQ機能では、Zoho CRM内で独自の見積管理機能を提供します。ビジネスニーズに基づき、見積書における見積商品を自動化するために、商品構成や価格ルールを設定することができます。これにより、営業担当者は見積書の作成を迅速に行うことができます。
Zoho CRMのCPQ機能を初めてご利用になる方は、こちらのページから詳細をご確認ください。

CPQ機能をより良くご活用いただくため、CPQシステムの既存の機能に以下の機能アップデートを行いました。
  1. 商品設定と価格ルールの 「フィルターと検索」UIの強化
  2. 基準商品購入時の無料付属商品追加
  3. 動的な付属商品の数量更新

以下、詳細をご紹介いたします。

商品設定と価格ルールの 「フィルターと検索」UIの強化

商品設定でも価格ルールでも、使いやすいフィルターと検索のUIを使って、特定の商品を簡単に選択できるようになりました。以前は、検索欄で商品データを絞り込めるだけであったため、商品名を覚えておく必要がありました。

しかし、現在は、一覧画面ページと同じように、高度なフィルターを使用したフィルタリングで、商品を検索することができます。商品名、データの担当者、価格、その他様々な項目に基づいて商品を検索できます。これにより、商品名や商品コードを覚えていなくても、簡単に商品を絞り込むことができます。



基準商品購入時の無料商品追加

Zoho CRMのCPQシステムにおいて、ある商品(基準商品)を購入すると別の商品(付属の商品)を無料で提供できる機能を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。

シナリオ例:
  1. 家電製品を販売する企業の場合:洗濯機を購入すると、メンテナンスパッケージが無料で提供される
  2. ビジネスアプリを販売するソフトウェア会社の場合:ソフトウェア・アプリケーションを購入すると、1ヶ月間のトレーニングサービスが無料で提供される

同様に、業界や領域を問わず、ある商品を購入すると付属の商品やサービスが無料で提供される様々なシナリオがあるかもしれません。
これまで、Zoho CRMのCPQ機能では、このような無料商品/サービスの提供を設定することはできませんでした。
上記を実現するには、付属商品に関する100%割引の価格ルールを作成し、基準商品と一緒に見積書に手動で追加する必要がありました。


しかし、今回の機能アップデートにより、商品設定に無料商品を追加するためのオプションが追加されました。
商品設定で付属商品を追加する際に、「この商品を無料に設定する」というチェックボックスを有効にすることで、無料商品を追加できます。



動的な付属商品の数量更新

複数の商品を一緒に販売する場合、付属商品が無料であるか値札がついているかにかかわらず、基準商品に付随する付属製品の数を定義する必要があります。例えば、ノートパソコンを販売する場合、充電器などは何個一緒に箱に入れる必要があるのか、食洗機を販売する場合、基準商品と一緒に洗剤を何パック販売する必要があるのかなど、これらの静的/動的な付属商品の数量をCPQで定義することができます。

様々な時計を販売しているZylker Watches社を例に考えてみましょう。Zylker Watches社では、売上を伸ばすために、面白い販促手法を導入しています。例えば、Zylker Heritage壁掛け時計を購入すると、カップル時計が1つ無料でついてくる、などです。

上記の場合、
  1. 壁掛け時計の購入時に、カップル時計を無料提供するよう設定
  2. カップル時計の数は、注文された壁掛け時計の数と等しくなければならないため、無料商品の数量は、基準商品の数量に基づいて、見積書の中で「動的に」変更される必要があります。この場合、計算式は「基準商品の個数 * 固定 1」となります。

動的な値の定義
追加/提案商品の個数は、基準商品に基づいて動的に調整する必要があります。これは基準商品と同じか、基準商品の個数の2倍/3倍などに設定することができます。また、この個数は基準商品の別のカスタム項目値で設定することもできます。

Zylker Tech というソフトウェア会社の例を考えてみましょう。すべてのビジネスアプリケーションの購入に対して、トレーニングチケットを提供する必要があります。トレーニングチケットの数は、注文数量ではなく、1回の注文で購入されるライセンス数によって決まります。したがって、この場合の計算式は、「基準商品の個数 * ライセンス数」となります。


まとめ

要約すると、商品と価格のルールで、データの複数の項目に基づいて簡単に商品を検索し、フィルタリングできるようになりました。
また、基準商品を購入すると、付属商品を無料にすることができ、付属製品の数量を動的に更新することもできます。

最後に、Zylker Watchesを例にした無料商品の追加と数量の動的な更新に関する動画をご紹介いたします。
この動画では、
  1. 商品設定で、商品名、データの担当者、その他タブ内の項目に基づいて商品を検索し、フィルタリングすることがいかに簡単になったかをご覧いただけます。
  2. 壁掛け時計の購入時に、壁掛け時計の購入個数に応じて、カップル時計の無料提供個数が自動設定されるように、設定する手順が紹介されています。
  3. 実際の見積書で、上記設定がどのように動作するかご確認いただけます。





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