この機能アップデートは、すべてのデータセンターの組織に対して適用されています。
今回は、更なる機能アップデートがありましたので、以下ご紹介します。
カスタマージャーニーは、その性質上、非線形で予測不可能なものです。複数のタッチポイントを通じてこうしたジャーニーの進化を支援するツールは、それに伴って拡張性を持つべきであり、今回の機能アップデートでまさにそれを実現しました。
Zoho OneおよびZoho CRM Plusに、独立したアプリケーションとして「コマンドセンター」を導入しました。
コマンドセンター機能は、経路探索やジャーニー設計の機能とともに、以前からZoho CRMに搭載されていた機能セットであり(現在も同様)、以下の機能と連携します。
- CRMに関連する、またはCRMと連携されたシグナル
- Zoho CRMの各タブのデータ
- 自社の業務レイヤー内外で実行可能な処理
Zoho OneおよびZoho CRM Plusバンドルに「CommandCenter」アプリケーションを追加したことで、これらのバンドルを通じて、また複数の業務機能にまたがってカスタマージャーニーを確認、構築することができるようになります。この機能セットを採用したのは、一貫したジャーニー管理、相互運用可能なシグナルの受信と処理の実行、そして包括的な成果測定といった機能を強化できる可能性を見込んだからです。
各バンドルの「CommandCenter」アプリケーションの詳細は、以下のサイト(英語サイト)をご確認ください。
以下、その他の機能アップデート内容について紹介します。
ジャーニー設計機能に、今回、以下の機能アップデートが行われました。
共通遷移
標準的な1対1の遷移に加え、新たに「共通遷移」が追加されました。標準的な遷移では、1つの遷移元の「状態」と1つの遷移先の「状態」の間でシグナルが伝達されます。複数の状態が単一の状態に集約される場合、標準の遷移を使用すると遷移元の「状態」からデータを転送するために、それと同じ数の遷移先の「状態」が必要になります。
ここで、共通遷移が非常に役立ちます。次の状態へ進むために1つのシグナルのみを必要とする状態が2つ以上ある場合、複数の1対1の標準シグナルを使用する代わりに、共通遷移を使用することができます。
以下のジャーニー例をご覧ください。「見込み客検証(Lead Verification)」と「事前審査済み(Prequalified)」は別々のステージですが、その後の「見込み客認定(Lead Qualified)」というステージへと統合される必要があります。
通常であれば、同じシグナルをそれぞれで繰り返し使用する2つの標準の遷移が必要になります。今回の機能アップデートにより、こうした冗長性が解消されます。複数の遷移元の「状態」と1つの遷移先の「状態」の間に、1つの共通遷移を追加するだけで、遷移元の状態のデータは遷移先の状態にシームレスに集約され、作成画面UIが煩雑になることもありません。
複数組織の認証
各コマンドセンターは、複数の組織からのシグナルに対応できるようになりました。シグナルの設定画面で対象のアプリケーションを承認し、編集画面内で構築作業を行う際に組織を選択するだけで設定が可能です。
Zoho CRM では切り替え機能が表示される場合がありますが、複数の組織の認証設定は、コマンドセンターアプリケーションの「設定」メニュー内からのみ行うことができます。この機能は現在、Zoho One および CRM Plus バンドルで利用可能です。
コマンドセンターでのシグナルの設定および認証に関する詳細は、こちら(英語サイト)をご確認ください。
コマンドセンター独自の処理
処理では、コマンドセンターのオーケストレーション層を構成します。Zoho CRM からの処理の関連付けに加えて、CRM に関連しない処理の実行には、コマンドセンターアプリケーション内の処理を利用できます。処理には以下のものが含まれます。
- カスタム関数
- Webhook
- メール

例えば、インテリアデザインに携わっている場合を考えてみます。デザインを作成、共有、完成させるために、デザインアプリを使って見込み客と密に連携して作業を行います。営業パイプラインのステージに応じて、見込み客をさまざまなステージへと移行させます。そして、見込み客がデザインの選択を変更するたびに、そのデザインのコピーがメールとして共有されます。
この場合、シグナルはZoho CRMのパイプラインから送信され、処理は別のアプリケーションで実行されます。
コマンドセンターの標準の処理では、このようなアプリケーション間の連携を円滑に進める上で非常に役立ちます。
コマンドセンター機能は、一歩ずつ着実に成長を続けており、見込み客や顧客を、社内のタッチポイントやサードパーティのアプリケーションなど、さまざまなタッチポイントへと導く準備が整っています。
今後「ビジネス全体でのジャーニーオーケストレーション」という目標に向けて、大幅な機能アップデートを展開していく予定です。