この機能アップデートは、現在、JP(日本)、AU(オーストラリア)、CN(中国)のデータセンターに属する組織に対し適用されています。他のデータセンターの組織に対しては、順次適用予定です。(2024年10月1日現在)
Zoho CRMでは、詳細フィルターを使用して各タブのデータをすばやく見つけることができます。特定のタブの項目を使用してデータをフィルタリングできます。 例えば、業種で見込み客をフィルタリングしたり、役職で連絡先を特定したり、総額で商談を見つけることができます。
フィルタリング後、フィルタリングされたデータに対して処理を実行できます。
ご存知のように、データは項目に限定されません。データは他のタブとも関連しており、他タブのデータが追加されたサブフォームも含まれています。
例えば、連絡先は商談(別のタブ)に関連付けされ、受注書は(サブフォーム内の)受注商品データを含んでいます。
しかし、サブフォームや他のタブを使用して、タブ内のデータをフィルタリングすることは、これまでできませんでした。
例えば、
- 特定の金額以上の商談を持つ連絡先
- 今期作成された進行中の商談がない連絡先
- 受注商品サブフォームに特定の商品を含む受注書
- 受注商品サブフォームに特定の数量の商品を含む受注書
などのデータをフィルタリングして抽出することはできませんでした。
このようなユースケースに対応するために、関連タブによるフィルタリングとサブフォームによるフィルタリングができるようになりました。
どちらのオプションも詳細フィルター内で利用可能です。
関連タブによるフィルター
関連タブに基づいて、タブ内のデータをフィルタリングできるようになりました。
例えば、商談を持つ連絡先をフィルタリングできます。結果をさらに絞り込むために、条件に関連タブの項目を追加できます。
今回の機能アップデートにて、例えば、以下のような連絡先データを見つけることができるようになりました。
- 商談がある
- 特定のステージの商談がある
- 特定のステージの商談があり、最後の活動が先月にある
- 商談がない
- 特定のステージの商談がない
- 最後の活動が先月に行われたが、特定のステージの商談がない
サブフォームによるフィルター
サブフォームを使用すると、1つのデータに複数のデータを関連付けることができます。例えば、受注書のデータには「受注商品」というサブフォームがあります。これは、商品、各商品の数量、その受注書に関連するその他の詳細を一覧表示します。
このサブフォームデータの有無でフィルタリングできるようになりました。さらに、サブフォームの項目を使用して条件を追加し、必要なデータを正確に見つけることができます。
例えば、次のような受注書データをフィルタリングすることができます。
- 受注商品がある
- 特定の受注商品がある
- 特定の数量の特定の受注商品がある
- 受注商品がない
- 特定の受注商品がない
- 特定の数量の特定の受注商品がない
これらのオプションを組み合わせて選択することで、タブ内のデータをすばやくフィルタリングし、必要な処理を実行することができます。
留意事項
- 最大3つのサブフォームまたは関連タブを選択できます。
- 各サブフォームまたは関連タブのフィルターには最大5つの項目を選択できます。