【Zoho CRM】Catalyst:QuickMLとの連携機能リリースのお知らせ

【Zoho CRM】Catalyst:QuickMLとの連携機能リリースのお知らせ


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この機能アップデートは、US(米国)、EU(ヨーロッパ)、 IN(インド)のデータセンターに属する組織で、ンタープライズプランとアルティメットプランをご利用中のユーザーに対してのみ適用されています。 
(2024年12月27日現在)
今回、Zoho CRMのエンタープライズプランをご利用中のユーザーは、Zoho CRMから直接Catalyst(カタリスト:Zohoが提供している開発プラットフォーム)のQuickMLを使用してカスタムAIソリューションを作成できるようになりました。

すでにご存知かもしれませんが、Zoho CRMのAIアシスタントであるZiaは、顧客関係管理を改善するための予測や提案機能を提供しています。しかし、一部のユーザーは、高度な要件を処理したり、カスタムAIのタスク用のデータ管理を維持したりする上で、課題に直面してきました。
これに対応するため、CatalystのQuickML(カスタム機械学習モデルを可能にするプラットフォーム)を活用しているかもしれません。

以前は、Quick MLを使用するにはCRMデータをCatalystにエクスポートする必要があり、時間と手間がかかっていました。
今回の機能アップデートにより、Catalystと連携することで、Zoho CRM環境内でQuickMLの機能に直接アクセスできるようになりました。


なぜCatalystのQuickML連携によるカスタムAIソリューションを選ぶのか?
カスタムAIソリューションにより、Ziaが提供するデフォルトの予測や分析結果を超えるユースケースに対応し、組織固有のニーズに合わせて機械学習機能をカスタマイズすることができます。

よりよい理解のため以下の例をご紹介します。

中小企業では、営業マネージャーは通常CRMを使って顧客とのやり取りを追跡し、商談を受注させています。
これとは対照的に、Zylker Health社のような大企業では、CRMデータを分析し、重要な結果を予測するための高度なツールを必要とする専門のデータサイエンスチームが存在することが多くあります。例えば、患者データを使ってQuickMLをカスタマイズし、来年の健康トレンドを予測することで、集中治療が必要な患者への積極的な働きかけを可能にし、重大な健康問題の予防に役立てることができます。


CatalystのQuickML機能とCRMを連携することで、以下のことが可能になります。

  1. データのクレンジング、処理、アルゴリズムの最適化を完全に制御することができます。
  2. CRM内で直接、エンドツーエンドのノーコード機械学習パイプラインを構築し、プロセスを合理化できます。
  3. 組織特有の複雑なユースケースに合わせてAIモデルをカスタマイズできます。

QuickMLとは

QuickMLは、Catalystの機械学習ツールです。QuickMLを利用すると、プログラミングのコードを使用しなくても、独自のAIモデルの作成できます。さまざまなデータ元からデータを読み込み、データの前処理(クリーニングや変換など)を実行することが可能です。また、指定した学習方法でデータを学習させ、予測モデルを作成できます。さらに、作成した予測モデルの精度を評価したり、利用状況を分析したりすることも可能です。

QuickML連携の特徴

  1. Zoho CRM内から独自のAIをすばやく作成することが可能です。
  2. データの前処理や学習方法に関する設定をカスタマイズできます。
  3. 組織の事業内容や業務に合わせた独自のAI分析やAI予測が可能です。





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