【Zoho CRM】 「自動メール送信」機能廃止のお知らせ
Zoho CRMの「自動メール送信」機能は2025年9月30日をもって利用できなくなります。
現在自動メール送信機能を使用してメールのフォローアップを自動化している場合は、今後は、昨今の自動化ニーズに対応した、より柔軟なマルチチャネルエンゲージメントツールである「ケイデンス」への切り替えをお勧めします。

本記事で言及している「自動メール送信」機能は、こちらの機能を指しております。ワークフロールールで設定している通知メール送信処理やカスタム関数で設定しているメール送信機能とは異なります。 自動メール送信機能は、主にメールキャンペーンを中心とした、よりシンプルなフォローアップシナリオのために構築されました。しかし、アウトリーチ戦略が進化するにつれ、企業はより構造化され、パーソナライズされ、実績に基づいた自動化を必要としています。そこで、「ケイデンス」機能の出番です。
ケイデンスに切り替える理由
ケイデンスは単純なメールフォローアップの自動化を強化し、見込み客の育成、連絡先の獲得、コンバージョンの改善に理想的です。主なメリットは以下の通りです。
- 複数チャネルを使用したワークフローによるパーソナライズとカスタマイズ
- 顧客の行動に基づいた自動フォローアップ
- 詳細なエンゲージメント分析とレポート
- 簡単に設定できる構築済みテンプレート
| 機能 | 自動メール送信 | ケイデンス
|
自動化オプション | メール | メール、通話、タスク |
複数チャネルでのフォローアップ | × | ✔ |
分岐ロジック | × | ✔ |
分析と実績 | 限定的な分析 | より高度な分析 |
(顧客の)行動に基づいた自動化 | × | ✔ |
- 2025年6月30日 - 自動メールの作成・編集ができなくなります。
- 2025年9月30日 - 既存のすべての自動メール機能が機能を停止します。
- スムーズな移行をサポートするため、自動メール機能内の一部の機能が段階的に無効になります。
スムーズな移行とケイデンスとの兼ね合いにより、新規または編集された自動メールに限り、以下の制限が段階的に適用されます。
自動メール送信機能で無効化されているオプション
- 未確認の見込み客、変換済みの見込み客、レビュー中の見込み客、自分の変換済みの見込み客、自分に共有された見込み客、自分が共有した見込み客、ロック中のすべての見込み客、および連絡先タブの未確認の連絡先、ロック中のすべての連絡先、自分に共有された連絡先、自分が共有した連絡先のような、デフォルトのビューを使用できなくなります。
- キャンペーンに基づくフィルター、複数選択リスト(すべてを含む/すべてを除外など)、または関連タブに基づく条件が設定されたカスタムビューは制限されます。
- 「繰り返し」オプションに関する制限
-「週ごと」パターンの場合: 終了日が選択されていない場合、複数の日を選択したり、カスタムビューを変更したりすることはできません。
-「月ごと」パターンの場合: 週単位の曜日選択はできません。
-終了日を機能提供最終日(2025年9月30日)を超える日に設定することはできず、「終了日なし」オプションを選択することはできません。 - フォルダーの作成や編集など、フォルダーに関連する操作は無効になります。
機能廃止に伴う混乱を避けるため、すべてのユーザーが2025年6月30日までにケイデンスに移行することを強くおすすめいたします。
Related Articles
【Zoho CRM】「マーケティングアトリビューション」機能廃止のお知らせ
「マーケティングアトリビューション」機能が廃止されます。理由は、この機能の利用率が非常に低いためです。 これは、「自動メール送信」機能の廃止に続くものです。 (関連情報:【Zoho CRM】 「自動メール送信」機能廃止のお知らせ) 2025年7月21日より、「マーケティングアトリビューション」機能は、新規登録者およびこの機能を一度も使用したことのない既存ユーザーは利用できなくなります。これらのアカウントからは設定が削除されます。 ...
【Zoho Sign】Zoho CRMとZoho Sign連携の設定
Zoho CRMとZoho Sign連携 Zoho SignとZoho CRMは連携可能です。 Zoho CRMのZoho Sign拡張機能を使用すると、CRMに保存されている連絡先に、署名文書を直接送信できます。Zoho CRMの差し込み文書や会計テンプレートにも適用され、テンプレートから電子署名文書を送信できます。 例:会社の営業担当者がで署名のために同じ契約を異なる取引先に送信したい場合、名前、住所、添付ファイル、金額が異なる場合、差し込み印刷と在庫テンプレートの連携でスムーズ化します。 ...
【Zoho CRM】Card Scannerアプリで名刺データをZoho CRMに取り込む方法
以下、Card ScannerアプリでCRMへデータを登録する手順をご案内します。 事前にZoho製品との同期と追加言語の設定を行ってください。 Card Scannerアプリの起動時に、右下の歯車マークをタップするで、自分のZohoアカウント名の表示がされているか、また追加言語設定が完了しているか確認できます。 ①Card Scannerアプリを起動後、カメラへのアクセスを許可し、名刺を撮影します。 ②名刺のデータが自動で解析されます。 ...
【Zoho CRM】メール時間差配信の自動化
Zoho CRMに登録された日から、例えば1週間後にメールを配信したい場合、 有料プランをお使いの場合は、ワークフロー設定から設定できます。 ワークフローの「時間基準の処理」機能を活用することで、送信タイミングを指定したメールを送ることが可能です。 また、エンタープライズプラン以上のプランでは、「自動メール配信」機能を活用することで、自動配信メールを開始した日から任意の間隔でメール送信が可能です。 ...
【Zoho Invoice】 Zoho CRMの同期から連絡先同期まで
Zoho CRMの連絡先同期 「設定」アイコンをクリックします。 「連携」をクリックします。 「Zohoサービス」をクリックします。 「接続」をクリックします。 「Zoho CRMへの接続 」をクリック: 「Zoho CRMへの接続 」ページが表示されます。 「1.Zoho CRMの認証情報」セクションの「Zoho CRMへの接続 」をクリックします。 メールアドレスを入力: 「Zoho CRMへの接続」のポップアップページが表示されます。 Zoho ...
Zoho Community
オンライン掲示板やユーザー交流会など、Zoho活用に役立つコンテンツが満載!

Zoho CRM 管理者向けオンライントレーニング
Zoho CRM 導入後の動き出しをスムーズに。初期設定から操作方法、便利機能まで… Zoho の講師がデモを交えて解説。CRM管理者の必須スキルを短期間で習得しましょう。
ウェビナー情報はこちら!
さまざまな企業で業務改善にあたる
エキスパートたちの事例セミナーをご提供しております。最新の予定や、配信済みのウェビナー動画はこちらをご確認ください。