この機能アップデートは、
- エンタープライズプランまたはアルティメットプランを利用中であり、かつ10人分を超えるユーザーライセンスを購入している組織
- JP(日本)、US(アメリカ)、IN(インド)、CN(中国)、AU(オーストラリア)、EU(ヨーロッパ地域)のデータセンターの組織
のみで利用可能です。
Ziaによる指標報告スライドショーに、いくつかの新しいアップデートが追加されました。
営業担当者には、「売る」という側面と「報告する」という側面があります。「売る」ことが本来の仕事である一方、「報告する」ことは自分自身のパフォーマンスを評価するのに役立ちます。
評価は、各担当者の会社への貢献を測るだけでなく、マネージャーが、各営業担当者の貢献がビジネスの成長にどう繋がっているか結びつけることにも役立ちます。
よって、「報告する」ことは頻繁に行われる必要があります。しかし、正確な数字を集計してまとめるのにはとても時間がかかります。
このような「報告する」ための時間を節約できるよう、Ziaによる指標報告スライドショー機能が数年前にリリースされました。
指標報告スライドショーの要点:
Ziaによる指標報告スライドショーは、AIによって生成されたスライドで、すべてのユーザーに公開することが可能です。
Ziaは生成AIを利用して、本機能を有効にした各担当者の使用状況に基づく個人およびビジネスの分析を集計してまとめます。
各担当者は、数字を確認して対応を考え、それをマネージャーに提示するだけです。これにより、集計にかかる手間と時間を大幅に節約することが可能です。
今回さらに追加された新しいアップデートについて、以下ご紹介します。
場所の変更
指標報告スライドショーは、以前は設定画面>Zia>通知 >指標報告スライドショー からアクセス可能でしたが、現在は設定画面>Zia>スライドショー へと直接アクセスできるようになりました。
管理者による設定
これまで、指標報告スライドショーは各ユーザーが有効・無効を設定していましたが、今後は管理者によって管理されます。
管理者は、以下の設定を行います。
スライドショーを作成する対象:
選択したユーザーに応じた内容のスライドショーが作成され、該当のユーザーに送信されます。
- すべてのユーザー:すべてのユーザーが、すべてのユーザーのデータに基づいた指標報告スライドショーを受け取ることができます。
特定のユーザー:選択されたユーザーのみが、選択されたユーザーのデータに基づいた指標報告スライドショーを受け取ることができます。なお、選択されているユーザーとその自分の部下のデータに基づいた指標報告スライドショーを受け取る設定にすることもできます。
[特定のユーザー]の具体例:
レベルL4の担当者のみにスライドショーを用意したい場合、レベルL4の担当者たちのみを対象に設定することができます。
以下の画像の場合、KevinはレベルL4の担当者の一人です。Kevinにパーソナライズされたスライドショーは、Kevinの使用状況に基づき、Kevinのみに送信されます。
もしKevinが営業リーダーで、部下たちのデータも累積して評価したい場合、Kevinは自分の名前を選択したうえで[ユーザーとその部下のデータ]オプションを選択します。
必須タブ:集計に必要なタブを手動選択、あるいはZiaに選択させることができます。その両方を選択することもできます。
スライドショーを共有する:ユーザーは作成したスライドショーの受信者を選択できます。スライドショーの対象ユーザーに加えて、選択した受信者に対してもスライドショーを共有することが可能です。
通知方法:デフォルトのZiaの通知欄からスライドショーを受け取ることができます。Zoho Cliqと連携していれば、ボットを通じて通知を受け取ることも可能です。
頻度を選択する:集計とスライドショーの送信の頻度を、[毎週][毎月][四半期ごと]から選択できます。また、[毎週]の場合は何曜日か、[毎月]の場合は何日か、などと細かく指定することが可能です。
注意点:
管理者は最大10個のスライドショーを生成でき、各設定は10人のユーザーに対して作成できます。
ユーザー用に作成されたスライドショーには、そのユーザーの使用状況に基づいた分析情報が含まれており、そのユーザーとのみ共有されます。部下のデータを含めた場合でも、スライドショーは指定されたユーザーにのみ送信されます。
スライドショーを部下と共有したい場合は、部下を受信者として個別に追加する必要があります。
指標報告スライドショーにおけるこれらの機能アップデートは、営業担当者の成果報告を最適化するために設計されています。機能アップデートによる主なメリットは以下の通りです。
- Ziaの生成機能で完成された分析を受け取ることができます。
- Ziaは各ユーザーの使用状況を分析するため、計測されたすべての指標を計算に含めます。
- ユーザーのパフォーマンスに基づいたコホートや象限などの行動分析により、ユーザーの目的と行動が示されます。
- スライドの作成対象データと、スライドの送信対象者を設定できることにより、各営業担当者あるいはチーム全体の生産性を迅速にモニタリングできます。
- 管理者(営業マネージャー)自身によって設定が行われるので、スライドショーの正確性が保たれます。