【Zoho CRM】ユーザー項目に関するフィルター、各ユーザーの所属グループの表示に関するアップデートのお知らせ
今回、Zoho CRMにて、次の2件の機能アップデートがございました。
- ユーザー項目に関する新しいフィルター条件の追加
- ユーザー詳細画面での関連付けられているグループの確認
以下、各機能アップデートに関する詳細をご紹介いたします。
1.ユーザー項目に関する新しいフィルター条件の追加
これまでZoho CRMでは、ユーザーの関連性に基づいてデータを表示するために、ユーザー項目を利用してフィルタリング、分類を行っていました。
これによって、ユーザーに基づいて条件を定義することができました。
例えば、見込み客の担当者ユーザーが「Harriet Nicholson」だとします。
この担当者に関するフィルターをかけてデータを抽出することができて便利ですが、ユーザー単位でのみフィルター設定が可能でした。
そこで、ユーザー項目に基づく、よりニーズに合った結果を取得するために、ユーザーの役割やグループに基づいてデータを取得できるよう、ユーザ項目の新しいフィルター条件を3つ追加しました。
追加された条件は、以下の通りです。
- 役職に関連付けられている
- 役職に関連付けられていない
- グループに関連付けられている
これらの条件は、以下の箇所で利用可能です。
- カスタムビュー
- 詳細フィルター
現在(2023年5月時点)、「グループに関連付けられている」条件は、詳細フィルターでのみ利用可能です。
これらの条件がどのように役立つのか、例を挙げてご紹介いたします。
ユーザーのグループに基づくデータのフィルタリング
Zylker eMarketは、あらゆる種類の電子製品を販売するEコマースストアで、各製品ラインごとにサポートチームを持っているとします。カスタマーサポートの質を評価し、顧客からの苦情の種類を評価するために、監査担当者は、各サポートチームで作成されたすべての問い合わせを確認したいたいと思うかもしれません。ここで、今回のグループ別のフィルターが役立ちます。監査担当者は、問い合わせタブにアクセスし、各グループに基づいて問い合わせをフィルタリングすることで、各問い合わせを評価することができるようになりました。
ユーザーの役職に基づくデータのフィルタリング
Zylkerは、さまざまなビジネスのブランディングなどを専門とするデジタルマーケティングコンサルタント会社です。この会社では、代理店でのこれまでのロゴ作成依頼を確認したい場合があるかもしれません。その場合、マネージャーは資産タブで役職を使用してデータをフィルタリングすることができます。「ロゴデザイナー」という役職に関する条件フィルターを設定し、資産タブのデータをフィルタリングすることで、CRMは代理店のロゴデザイナーが担当しているロゴ作成依頼だけを表示することができます。
制限事項
フィルターを設定する際、最大5件の役職もしくは5件のグループを条件として設定できます。
2.ユーザー詳細画面での関連付けられているグループの確認
今回、ユーザーの詳細情報画面で、特定のユーザーがどのグループに関連付けられているかを確認することができるようになりました。
各ユーザーがグループに所属している場合は、関連付けられているグループが各ユーザーの詳細画面内のグループセクションで表示されます。
この機能アップデートは、すべてのデータセンターの組織に適用されています。
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