Ziaを通じた目標達成要因分析は、エンタープライズプランまたはアルティメットプランを利用中であり、かつ20人分を超えるユーザーライセンスを購入している組織でのみ利用できます。
今回、Ziaの目標達成要因分析機能の「目標達成の要因」要素と「異常検出」要素にアップデートがありました。
目標は、企業にとって指標となるものです。業績を達成し、それを上回るようモチベーションを与え、進捗状況を示し、達成感をもたらします。しかし、企業が設定した目標がすべて達成されるとは限りません。目標の明確さと方向性、遵守意識の欠如は、企業が目標を達成できない理由のひとつです。
Ziaの目標達成要因分析機能は、ビジネスの正しい目標を予測し、その目標を達成するための行動を提案するAIツールです。その機械学習能力により、Ziaは、データベースの中で最も業績が良く、貢献している要因を簡単に特定し、表示することができます。
以下、今回の機能アップデートの詳細をご紹介いたします。
機能アップデートの詳細
今まで、Ziaは「目標達成の要因」要素では、影響要因を最大30件表示しており、その中から重要だと思われる15件の要因を選択していました。
現在は、Zia のパターン認識および相関機能を使用して、特定の属性/特性に基づいて要因をセグメント化しました。
つまり、Zia は学習するにつれて、類似のパターンと挙動を持つデータをクラスター化し、影響要因をセグメントとして表示します。
同様に、「異常検出」要素の異常値として分類された影響要因もセグメント化して表示されるようになりました。
セグメント化された要因によって、ビジネスにもたらされる利益について
目標はビジネスにとって有益なものです。しかし、それらの目標は、その重要性とビジネスとの関連性を理解できるように整理されている必要もあります。
ビジネスでは、データアナリストがさまざまな予測を立てることがよくありますが、一方で、営業マネージャーはその中でも本当に重要なものに焦点を絞る場合があります。同様に、要因が無秩序に提示されると、潜在的な目標や有益な目標から注意がそらされてしまいます。
行動に基づいて要因をセグメント化することは、有益な属性を明確に特定するために不可欠です。これにより、目標の優先順位付けが可能になり、構造化されたアプローチが提供されます。
また、セグメントの導入により、どの領域にさらに注意が必要なのかを明確化できます。
各セグメント内ではその要因を深く掘り下げて理解することができ、それによって、そのセグメントの期待値を達成する方法についての洞察を得ることができます。さまざまな領域にまたがる膨大な目標を選別する代わりに、セグメントはこのプロセスを合理化します。どの特定の領域に集中する必要があるかが特定され、そのセグメント内の不可欠な要因が、顧客を目標達成へと導きます。
以前は、ユーザーはさまざまな領域に存在する30件の要因を選別する作業が必要でしたが、現在は、より整理されたアプローチにより、効率が向上しました。
これらのセグメントは、新しい目標達成要因分析のダッシュボードが作成された場合、または既存のダッシュボードでZiaの再学習が実施された場合にのみ表示されます。
参考情報