今回、「失注の原因」がシステム定義の選択リスト項目としてアップデートされました。
以下、今回のアップデートに関する詳細をご紹介いたします。
現在、Zoho CRMでは、商談が失注した場合、失注の原因を自由記入し、その詳細な原因をメモとして商談データに追加しています。
その失注の原因は、メモとして記録されるため、一覧ビューやフィルターをかけた際には確認することはできません。
そのため、正確な失注の原因が判明しませんでした。
この状況を解決するため、今回のアップデートにて、
ユーザーは単に失注の原因を記述するのではなく、具体的な失注の原因を指定することができるようになりました。
これにより、失注の原因をより明確に把握することができます。
「失注の原因」 項目が表示されるか否かは、「ステージ」項目に依存します。
「失注の原因」 項目は、ステージと確度の関連付けにおいて、特定の商談ステージが「失注」カテゴリーに該当する場合にのみ表示されます。
要件に応じて、商談ステージとの関連付けはカスタマイズが可能です。
「失注の原因」項目のプロパティ設定:
この項目には、要件に応じて、カスタマイズ可能な定義済みオプションが用意されています。新しい選択リストの値を追加したり、既存の選択リストの値を編集、削除したりすることができます。
選択リスト項目は、商談タブの「使用していない項目」セクションから使用できるようになります。
新しい「失注の原因」項目を手動でレイアウトに追加して、自由記述タイプの「失注の原因」項目を永久に置き換えることができます。
レイアウトを変更せずに使用し続けた場合、2022年12月2日に、現在使用できる自由記述の「失注の原因」項目が自動的に削除されます。
新規ユーザー:
新しいタイプの「失注の原因」項目がデフォルトでレイアウトに設置されており、自由記述タイプの「失注の原因」項目は削除されています。
追記:
- すでに失注の理由を管理するために、カスタム選択リスト項目を作成している場合、この新機能は既存の項目に影響することはございません。新しい「失注の原因」項目が、「使用していない項目」セクションに存在することになります。
- 失注した商談のうち、失注の原因がメモに記載されている場合には、引き続きメモの関連リストに表示されます。
今回の機能アップデートは、すべてのデータセンタ、すべてのユーザーに対して適用されます。