【Zoho CRM】履歴機能に関するアップデートのお知らせ:過去3年間の履歴が確認できるようになりました。

【Zoho CRM】履歴機能に関するアップデートのお知らせ:過去3年間の履歴が確認できるようになりました。


この機能アップデートは、すべての組織に順次適用される予定です。
2024年5月末までには多くの組織に対し適用が完了しデータ量が多い組織の場合には、2024年6月末までに適用完了予定です。(2024年5月17日時点)


今回履歴機能にアップデートがあり、履歴画面のUIがリニューアルされました。


このUIのアップデートに伴い、いくつかの新機能が追加されました。
  1. データの履歴機能を使用した、過去3年間の履歴の参照
  2. 各履歴に対するメモの追加
  3. 履歴のフィルタリング
  4. 履歴画面からのメールのステータス確認


以下、各新機能の詳細をご紹介いたします。

データの履歴の表示期間の延長

データの履歴の表示期間を過去6ヶ月から過去3年に延長しました。これにより、販売サイクルが長い場合の履歴の追跡、より包括的なデータの確認、コンプライアンス要件への対応、監査の容易化など、あらゆる面で役に立ちます。

また、3年以上(最大10年まで)の履歴のアーカイブデータをダウンロードする機能の提供にも取り組んでいます。これが実装されると、3年を超えた履歴のデータがZoho CRMのストレージに含まれるようになります。


各履歴データへのメモ追加

ほとんどのメモは、データに関連する活動に対応して追加されます。例えば、営業担当者は見込み客との通話の後にメモを追加したり、連絡先とのミーティングに関連したメモを作成するかもしれません。

このようなつながりがあるにもかかわらず、以前はデータの履歴とメモが切り離されていたため、CRMユーザーがメモが作成された理由などを理解することが難しくなっていました。この問題を解決するために、データの履歴画面内にて、各履歴データにメモを追加できるようにしました。


データの関連リストでメモをクリックすると、そのメモが関連付いている履歴データへ移動します。



履歴データのフィルタリング

履歴画面での各履歴の一覧は、量が膨大になるため、確認したい履歴を探すのが難しくなるかもしれません。
例えば、
  1. 営業マネージャーは、見込み客や連絡先に関して営業担当者が行った一連の作業のみを確認したいかもしれませんが、項目の値に関する変更履歴を延々とスクロールしなければならないかもしれません。
  2. 監査担当者は、個々の項目値の変更履歴を確認したいかもしれません。
  3. 管理者は、ワークフロー関連の変更履歴のみを確認したいかもしれません。
その上、今回、履歴の表示期間が3年に延長されました。


上記を踏まえて、今回、タブ、ユーザー、時間、変更ソースで履歴画面内の履歴データをフィルタリングできるようになりました。
これにより、必要な履歴だけを見つけることができます。


メールのステータスの確認

履歴上の各送信メールについて、ステータス(送信、開封、クリック、不達)の変更履歴を履歴画面から確認することができるようになりました。





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