この機能アップデートは、IN(インド)データセンターを除くすべてのデータセンターに適用されています。(2026年8月19日現在)
Zoho CRMのダッシュボードは、複数のタブにまたがるデータの可視化、パフォーマンスの追跡、データに基づいた意思決定に役立ちます。グラフ、KPI、ファネルなどの要素を1つの画面に集約することで、傾向を把握し、必要なアクションを取りやすくなります。
これまでにも、データのフィルタリング、グループ化、分析方法をより柔軟に設定できるよう、これらの要素の機能を継続的に強化してきました。
今回のアップデートでは、ダッシュボードに以下の4つの機能強化が追加されました。
- ファネル要素でドリルダウンが利用可能に
- 一部の要素で期間項目の指定が不要に
- 日付フィルターに「前」と「後」の条件を追加
- 「週」でグループ化する際のラベルをより分かりやすく変更
それぞれの詳細を見ていきましょう。
ファネル要素でドリルダウンが利用可能に
ダッシュボードの要素内のデータポイントをクリックすると、ドリルダウンによって、基となるデータを表示する詳細画面を開くことができます。これにより、ダッシュボードから離れることなく、概要から実際のデータへ移動できます。
これまで、ファネル要素ではドリルダウンを利用できませんでした。ステージとその値を確認することはできましたが、ステージをクリックしてもデータの一覧は表示されませんでした。
今回の機能強化により、ファネル要素の任意のステージをクリックして、その値を構成するデータへドリルダウンできるようになりました。他の要素と同様に、詳細なデータを確認できます。
これにより、ファネルグラフをより実用的に活用できるようになります。商談のステージ、見込み客の進捗、問い合わせの解決フローなどを確認する際に、ダッシュボードから各ステージの基となるデータを直接確認できます。
一部の要素で期間項目の指定が不要に
これまで、KPI、目標達成度、ファネル、比較などの一部の要素では、設定を行う前に期間、つまり日付範囲を指定する必要がありました。しかし、指標によってはすべてのデータを対象としたほうが適切な場合があり、この制限によって設定が制約されていました。たとえば、未完了の商談の総数を示すKPIや、現在のパイプライン全体を追跡するファネルなどです。これらは、特定の期間に限定する必要がありません。
今回、この制限がなくなりました。期間を空欄のままにすることで、データセット全体を対象としてこれらの要素を作成できます。
また、必要に応じて日付範囲を設定し、特定の期間に限定した表示を行うこともできます。
日付フィルターに「前」と「後」の条件を追加
要素のフィルターとダッシュボードのフィルターの両方の日付項目で、「前」と「後」の2つの新しい条件を利用できるようになりました。
これらの条件を使用すると、日付範囲全体を指定することなく、特定の日付より前または後に該当するデータをフィルタリングできます。たとえば、製品のリリース後に完了した商談や、キャンペーンの開始前に作成された見込み客を確認したい場合などに利用できます。
このようなケースでは、2つの端点を持つ期間ではなく、特定の基準となる時点より前または後のすべてのデータを対象とします。新しい条件を使用することで、このようなフィルタリングを直接設定できるため、回避策を用いる必要がなくなり、フィルター条件をシンプルに設定できます。
「週」でグループ化する際のラベルをより分かりやすく変更
要素を「週」でグループ化した場合、これまでは「W12, 2026」や「W13, 2026」のように、年間の週番号でグループ化のラベルが表示されていました。これらのラベルでは、実際にどの日付を示しているのかを確認するために、週番号を日付に置き換えて考える必要があり、グラフを一目で理解しにくい場合がありました。
今回、週単位でのグループ化が「開始日 - 終了日」の範囲として表示されるようになりました。
「W12, 2026」と表示される代わりに、その週に該当する具体的な日付が表示されます。これにより、カレンダーを参照したり、週番号を確認したりすることなく、グラフをより簡単に理解できるようになります。
この改善は、週単位でのグループ化が使用されるすべての箇所に適用され、各バーやセグメントが表す期間をすばやく把握できるようになります。